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＿＿何故、他を守らんと動く…
どこからともなくそんな声が聞こえた
＿＿自らを囮にすれば身の危険は増すばかり、死にたいのか
そういう訳じゃない、とAはすぐに否定した
声が出てるのかどうかも分からない
ここは夢の中なのだろうかと思った
誰に話してるのかも分からないけど
「仲間を、見捨てることはできない…大切だから」
＿＿己よりも大切だと？
「…分からない、けど幸せでいてくれる方が俺は嬉しい」
命を投げ捨ててまで
そんな大袈裟な大それた意志はもっていない
ミッドナイトの個性は眠り香
吸っても死ぬ様なことは無い
氷で妨害できる自分の方が適してると判断したまでのこと
＿＿何のためにその道を進むのか、考えろ
「何のために……」
＿＿今のままでは死ににいくようなもの、悪は世界は優しくはない…
＿＿＿……
「……」
橙色の夕陽が閉じた瞼を刺激し、Aはようやく意識を覚醒させた。真っ白な天井をぼーっと眺めここはどこだろうと暫し考える
ガラガラ…
「あ、やっと起きた」
「寝坊助おそよー！」
扉の開く音と共に一気に騒がしくなり身体を起こすと回原を先頭に円場、鱗、そして泡瀬の姿が目に入った
「ほら、氷叢制服それと鞄。もう帰るだけだから着替えろな」
「泡瀬…ありがとう？」
「なんで疑問形なんだよっ寝惚けとんのか！」
「起きたばっかなんだから寝惚けてんだろ」
泡瀬のツッコミに鱗が比較的真面目に返すものだから「分かってんだよ！」と泡瀬はツッコミし返す。それを笑って眺めるだけの円場を見てると回原がそっとおでこに手を添えてきた
「熱はないか、どっか気持ち悪いところあるか？」
「……ない、よ。寝てただけだから。多分」
「多分だから確認してんだろ。ミッドナイト先生だから毒盛られてたりどっか痛めてるとないと思うけどな」
「ほんっと過保護な！回原！それより氷叢ほんっとセンスあるよな！V見たけどカッコよすぎんだろ！」
円場が身を乗り出してそう言ってくるのでAは反射で感謝の言葉を述べる
「氷であのデカブツ隠してミッナイ先生欺くのは流石だわ！」
「クラス最短クリアだったしな」
「全員合格で合宿参加だな」
泡瀬のその言葉に、ようやくAは試験が無事終わったのだと安心したのであった
．
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みけいぬこ(プロフ) - 早桃さん» ありがとうございますっ！！更新強化していこうと思ってて他の作品とは少し違う視点でいこうと思うのであたたかく見守っていただけますと嬉しいです！ (2023年1月29日 11時) (
レス) id: a23455ed84 (このIDを非表示/違反報告)
早桃 - やばいめっちゃ好きです！！大好きです！これからも無理せずに更新頑張って下さい！応援してますぅぅぅ！ (2023年1月29日 10時) (レス) @page48 id: 363e501944 (このIDを非表示/違反報告)
みけいぬこ(プロフ) - 千椛さん» コメントありがとうございます！ここを楽しみにしてくれてる人がいて喜びに震えております！頑張ります！ (2022年12月7日 11時) (レス) id: b16ff3489c (このIDを非表示/違反報告)
千椛(プロフ) - 更新楽しみに待ってます！！ (2022年12月6日 22時) (レス) @page31 id: f9704de043 (このIDを非表示/違反報告)
みけいぬこ(プロフ) - 月の光さん» コメントありがとうございます！魔ってました( º^º; )修正致しました！ご指摘ありがとうございます！氷叢くんいつか混沌に巻き込まれていくのですがなるべく穏やかにがんばっていきます(*`･ω･)ゞ (2022年10月4日 22時) (レス) id: b16ff3489c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みけいぬこ
| 作成日時：2022年10月3日 18時
