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「やっぱり氷叢くんが仕掛けてくるわね…！」
スタートと同時にフィールド上に生み出された氷塊にミッドナイトは予想通りの展開に舌なめずりをした。想像以上に氷の量が多く一気に気温が下がったことで辺り一帯がやや薄らとした霧に包まれる
「これで視界を遮ったつもりかしらァ……！」
予想の範囲内であるからミッドナイトは両手の扇で風を起こし霧散させる
「！あらっ意外と接近戦しかけてくるの、ね！」
「っ！」
背後に気配を感じすぐに扇を翻せば氷の爪をこちらに向けてきたAが眼前に飛びかかってきていた
それを軽々と躱し眠り香を嗅がせようとするもすぐに氷の礫が飛んできてそれをバック転で躱す
「やるじゃない…そんな反抗されたら嗜虐心が疼いてきちゃうじゃないの！」
「！」
「ほぉら、捕まえた……逃がさないわよ！」
もうひとつのサポートアイテム"アイノムチ"で逃げようとしていたAの片脚を拘束、地に伏せるAに舌なめずりをした
「さァて、もう一人はどこかしら？このまま氷叢くんを置いてゴールしちゃう気？」
ふわりと香を撒き散らしAを眠らせにかかる
「……っふっ……！」
「？……」
しかし、ミッドナイトの眠り香はその場に一瞬舞ったかと思うとすぐに地に落ちたようにその場から消える
それにミッドナイトは不思議に思ったが漂う冷気にすぐさまAの手を見た
「あなたっまさかずっと氷を霧状に出して……っ！」
気づいた瞬間に背後からそこそこの大きさの岩が飛んできて慌ててミッドナイトはアイノムチを手放して後方に飛んだ
ごとんと大きな音とともに岩が爆ぜる
それが宍田が投げた物だと理解は出来たがそちらに視線を向けるより氷塊が再びそこここに形成され視界を塞がれる
「……やってくれるじゃないの、氷叢くん…霧状にした氷に私の香を付着させて舞うのを防いだのね……っでもあの至近距離あなた自身は無傷ではすまないハズ…！」
岩が投げられた方向からおおよその宍田の位置は掴める
後退してしまった事でゴールはミッドナイトの立ち位置と反対側となった
駆け出すには絶好のタイミング
「敵なら弱った子を狙うわよねェ…鬼ごっこは大好きよ」
ジュリセンをひと振りしその場の冷気を霧散させると少し視界が開ける。少し先にふらつきながらもゴールを目指すAを見つけて、ミッドナイトは舌なめずりをした
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みけいぬこ(プロフ) - 早桃さん» ありがとうございますっ！！更新強化していこうと思ってて他の作品とは少し違う視点でいこうと思うのであたたかく見守っていただけますと嬉しいです！ (2023年1月29日 11時) (
レス) id: a23455ed84 (このIDを非表示/違反報告)
早桃 - やばいめっちゃ好きです！！大好きです！これからも無理せずに更新頑張って下さい！応援してますぅぅぅ！ (2023年1月29日 10時) (レス) @page48 id: 363e501944 (このIDを非表示/違反報告)
みけいぬこ(プロフ) - 千椛さん» コメントありがとうございます！ここを楽しみにしてくれてる人がいて喜びに震えております！頑張ります！ (2022年12月7日 11時) (レス) id: b16ff3489c (このIDを非表示/違反報告)
千椛(プロフ) - 更新楽しみに待ってます！！ (2022年12月6日 22時) (レス) @page31 id: f9704de043 (このIDを非表示/違反報告)
みけいぬこ(プロフ) - 月の光さん» コメントありがとうございます！魔ってました( º^º; )修正致しました！ご指摘ありがとうございます！氷叢くんいつか混沌に巻き込まれていくのですがなるべく穏やかにがんばっていきます(*`･ω･)ゞ (2022年10月4日 22時) (レス) id: b16ff3489c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みけいぬこ
| 作成日時：2022年10月3日 18時
