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「そうだぜ！このままでいいわけがねぇ！爆豪、おめェちゃんと壁壊してきたんだろーな！」
「…たりめーだろ。ビービー泣かせてやったわ」
「いやいや！何泣かせてんの？！え？和解したんじゃなくて？！」
「勝手に氷の壁に篭ってるから爆破して全部壊してやった」
「壁壊したって物理的に？！物騒がすぎんだよ！？相手Aだろ？！」
「てか氷の壁って…Aの個性なんでもありかよ、Aろきくんじゃねぇか」
「瀬呂、とどAの方が可愛くない？！」
「…芦戸、そういうことじゃない」
切島の言葉に返した爆豪の爆弾発言でその場は阿鼻叫喚、Aの安否を心配する声で大騒ぎになった
風呂場では一先ず話はつけて落ち着いてる
今はベストジーニストの元にいるとだけ伝えられていたから
大分端折られていたのだと気づく
「…腕の再生はもう不可能なのか、爆豪」
騒々しい中、常闇の凛とした声が響く
それは常闇がその目で見ていたから余計気になっていること
鮮明にその漆黒の瞳に焼き付いて離れない
片腕をなくし闇に埋まりかけた暗い瞳をしたAの姿
「Aの個性があれば、再生は可能ではないのか」
個性を求められ個性に翻弄された幼子に
更に個性に縋るのは恥ずべき行為かもしれない
それは承知の上で常闇はそこに希望を探す
元気な姿をまた見たいからというエゴであったとしても
「…多分、今は無理だ。今のあいつにAの個性は使えねぇ」
「！」
常闇の問いかけに、爆豪は確信のない情報を伝える
やっと警戒の内側に片脚を入れることが出来て僅かに距離が縮まった
これからそれを少しずつ縮めてるいに信用される必要がある
るいの物言いは曖昧なところが多く分からないことも多い
二重人格
そう結論づけはしたが一言でそう言ってもその中身は複雑で奥が深い
個性は身体機能の一つだが、ひとつの身体に2つの精神が入った状態で個性そのものも共有されるものなのか
「Aの個性が個性なだけに、あいつにそっくりそのまま使えるとも言いきれねェ」
「…あのさ、今のAとウチらの知ってる前のAって身体が別になってるとかはないわけ？」
「耳郎さん！？それですと本当に全くの別人ということになりますわよ…」
「その可能性はゼロなのかをウチは知りたい。そこんとこどうなの」
「…」
まっすぐ見つめてくる耳郎の瞳を、爆豪は同じくまっすぐ見つめ返した
．
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みけいぬこ(プロフ) - カンナさん» 私の趣味趣向がふんだんに発揮された駄作を気に入っていただけて推しと言っていただけて嬉しすぎます！ありがとうございます（ ߹꒳߹ ）アニメ頑張ってるヒーロー達とを応援しつつ我が子も書き書きしていきます！ (2022年10月3日 20時) (
レス) id: b16ff3489c (このIDを非表示/違反報告)
カンナ(プロフ) - みけいぬこさん» ハッピーエンド待っております…。アニメ6期もドッキドキで一話を見ました！オープニングからなにまで安定に最高でしたよね…！みけいぬこさんの作品を全て見させてもらっているのですが全て面白くて毎回沼にハマってしまいます…。もう私の中の推し作者さんです！ (2022年10月3日 18時) (レス) id: 8ea5502c44 (このIDを非表示/違反報告)
みけいぬこ(プロフ) - カンナさん» わぁぁあ…ありがとうございます！アニメ6期始まっております！そちら観るためにも頑張っていきましょ- ̗̀( ˶'ᵕ'˶)疲れの元にならないよう明るく！努めてハッピーエンド目指していきたいと思います！のでまた読んでやってください！ (2022年10月3日 18時) (レス) id: b16ff3489c (このIDを非表示/違反報告)
カンナ(プロフ) - いつも楽しみに見ています！みけいぬこさんの作品を見るために毎日頑張っています…。これからも頑張って下さい！ (2022年10月3日 15時) (レス) @page8 id: 8ea5502c44 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みけいぬこ
| 作成日時：2022年10月3日 9時
