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炎を全身に浴び蹲るホークスの背を荼毘が容赦なく蹴りつける
その口から責める言葉を叫びつつ
「それが…仲間を殺された奴の表情か…？」
言葉に出した通り見える荼毘の顔は歪に嗤っているようにも見えて酷く不気味だった
「なんって言い草だ！ひどい！涙腺が焼けて泣けねえんだよ俺ァよ！」
そう言って夢を語る荼毘の声を聞きつつ、ホークスはちらりと視線を横にずらす
「(見間違い、じゃあなかったか……)」
ゴオオ…！
「！」
「すげぇ悲しいよ」
見ていたのに気づかれたのか激昂していたのが不思議と冷たい声色となって再び足元から青い炎がホークスを包む
「……っ…！ど、ういうこと、だ…！」
声も絶え絶えに荼毘を睨みつけ、そしてその片腕に抱く白い愛し子に向ける
明らかに憔悴し、その左腕は肘辺りからの下の一切がなくなってる姿に怒りが込み上げてくる
傷口の断面からつい今しがたやられたものではないことが見て取れた。切断されてから放置されていたことが読み取れる
「チビちゃんに……っ何して…！」
「はっ、それをお前が言うか？これはお前のせいでもあるんだぜ」
「！」
怒りを滲ませた声は荼毘の嘲笑に一蹴される
荼毘の言葉の意味がわからないほど阿呆ではない
「(まさか…！)」
「お前が教えてくれたんだろ？…何度もラブコールしてやっと出てくれたんだ。そこから逆探知して居場所を突き止めワープで招待したんだ…あれ？たしかお前警備行ってたよな。年の暮れにさ」
その日だよ、俺らが招待したの
「……！」
ホークスは、頭を鈍器で殴られたような衝撃がした
「そっから今日までずっと俺らと一緒さ、こいつは。気づかなかったろ？ずっと、ここにお前もいたのにな？」
背中を焼く炎よりも何よりもそれは強い痛みをホークスに与えた
「(3ヶ月…ここに…？)」
今日のこの掃討作戦を決行するにあたり色んなことをしてきた
情報収集、伝達
トゥワイスの見張り、幹部の動向
全て取りこぼしなく見て聞いて動いていたつもりだった
「お前に気づかせないよう気使ってたんだぜ？おかげでたっぷり調べさせてもらった、こいつの個性」
「荼毘……っお前……！！」
調べることがどういうことか荼毘のその笑みとAの姿で容易に想像ができた
「これはこいつが駄々こねて治さねぇからさ、無駄に足掻いて来ないヒーロー待ってたんだぜ？哀れだよな」
．
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みけいぬこ(プロフ) - mikittyさん» ありがとうございます！ (2022年9月30日 7時) (
レス) id: b16ff3489c (このIDを非表示/違反報告)
mikitty(プロフ) - 更新お疲れ様です！ (2022年9月29日 14時) (レス) @page45 id: 75972ecbb8 (このIDを非表示/違反報告)
みけいぬこ(プロフ) - さきさん» わわわっ！なんという休日の使い方！嬉し申し訳なし<(_ _*)>でもありがとうございます！とても嬉しいですっ気づけばもう12…まだ続きますので更新頑張っていきます！ (2022年9月27日 7時) (レス) id: b16ff3489c (このIDを非表示/違反報告)
さき(プロフ) - ガチで一気読みしました！！！！！！休日一日費やした。面白くてやばいです（？）語彙力失うくらい。更新待ってます！！ (2022年9月26日 22時) (レス) @page37 id: 9fc0d0edba (このIDを非表示/違反報告)
みけいぬこ(プロフ) - 彩都さん» コメントありがとうございます！めちゃくちゃ嬉しいコメントꉂ( ˃ ⌑ ˂ഃ )日本語おかしくて嘆いてる私に優しい言葉嬉しいです！早足で終わらせた気が否めませんが…黒くん編行きたいと思います！目指せハピエン！( ߹ ^ ߹ ) (2022年9月22日 19時) (レス) @page29 id: b16ff3489c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みけいぬこ
| 作成日時：2022年9月13日 14時
