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「おめぇらは……ヒーローなんかじゃねぇ」
目を見開き軽蔑の眼差しを向けられることにはもう慣れた
「いつもそうだ、誰も彼も！あぶれた人間は切り捨てられる！」
その声を聞きながら、ホークスは一瞬見えたトゥワイスの複製を思い出していた
「(まさか……)」
的確に動けないようにしたから少しの余裕が生まれる
それで見間違いかもしれない愛しい子の姿に変えた理由を考える
「(倍化は正確に測らないと作れないはず、仮にあれがチビちゃんならいつ、)」
容赦は一切しないと一瞬でかき消してしまったから確証がもてないし、聞くほど愚かでもない
連合の、とりわけトガの事を話すトゥワイスは最後の思い出話のようでよくある事だと聞き流す
「ただ、みんなの幸せを願うだけだ…！」
持論通りの折れない固い意思に悲しくなった
「連中に伝えとくよ」
首に一閃入れれば終いだと思った矢先…
「伝えなくていいぜ！聞こえてる」
ブオオオオオオ！！！
壁をぶち破る勢いの業火に反応できなかったホークスは一瞬で背中に強烈な熱が走り、その勢いに負け吹き飛ばされる
「……！！」
なんとか火柱から抜け出して床に倒れるとそこに来るのがわかっていたかのように間髪入れずに容赦なく踏まれ目元のレンズが砕け散る
「俺に気付いてなかったろ！？
ゴウウウ！！！
間髪入れずに頭上からの炎に咄嗟に飛ばしていた剛翼でその場から離れ火のないところに転がり落ちる
足蹴にしてきた男の驚きの声が聞こえたがそれもすぐに余裕なそれに変わる
「でもまァ、だいぶ武器が減っちまったな」
余裕そうに、愉快そうにそう言葉にする男の声を聞きながら、ホークスは隣に蹲るものに視線を移す
「仲間も燃えるとこだったぞ…」
そこには先程トドメを刺し損ねたトゥワイス。所々焼け焦げている
仲間だと叫んだその人に殺されかけるとは何とも哀れだと思わずにはいられない
「大丈夫、ヒーローってのはァ…咄嗟に人命救助しちまうもんだ」
「皮肉が冴えてるね…分かってたかのような勢いだったけどバレてた…？」
そのヒーローを理解してますと言いたげな他人任せな発言に嫌悪感が這い上がる
焼け焦げ燻る翼をかきあつめ、警戒露に睨みをきかせたが
「！！」
「アッは、、いいねぇその表情……想像以上だわ」
目の前の光景にホークスは今までのポーカーフェイスが一瞬で崩れた
．
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みけいぬこ(プロフ) - mikittyさん» ありがとうございます！ (2022年9月30日 7時) (
レス) id: b16ff3489c (このIDを非表示/違反報告)
mikitty(プロフ) - 更新お疲れ様です！ (2022年9月29日 14時) (レス) @page45 id: 75972ecbb8 (このIDを非表示/違反報告)
みけいぬこ(プロフ) - さきさん» わわわっ！なんという休日の使い方！嬉し申し訳なし<(_ _*)>でもありがとうございます！とても嬉しいですっ気づけばもう12…まだ続きますので更新頑張っていきます！ (2022年9月27日 7時) (レス) id: b16ff3489c (このIDを非表示/違反報告)
さき(プロフ) - ガチで一気読みしました！！！！！！休日一日費やした。面白くてやばいです（？）語彙力失うくらい。更新待ってます！！ (2022年9月26日 22時) (レス) @page37 id: 9fc0d0edba (このIDを非表示/違反報告)
みけいぬこ(プロフ) - 彩都さん» コメントありがとうございます！めちゃくちゃ嬉しいコメントꉂ( ˃ ⌑ ˂ഃ )日本語おかしくて嘆いてる私に優しい言葉嬉しいです！早足で終わらせた気が否めませんが…黒くん編行きたいと思います！目指せハピエン！( ߹ ^ ߹ ) (2022年9月22日 19時) (レス) @page29 id: b16ff3489c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みけいぬこ
| 作成日時：2022年9月13日 14時
