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轟音が辺りに響き渡る
「何が起きた？」
「俺地下にいたら…掴まれて乗せられた」
「
「予定より早いです」
轟音と共に現れた手に身を任せ、荼毘達はギガントマキアの背で知らぬ間に窮地を脱していた
とは言え、現在進行形で行く手をヒーローに阻まれてるので脱しきれてるわけではないのだが…
「降ろせ、荼毘！何故俺だけ連れてきた！？リ・デストロをお守りせねば…！」
「静かに。まだ俺たちに気づいてない」
叫ぶスケプティックを制し、荼毘は冷静に周りの状況を観察する。ギガントマキアが長大過ぎて周りのヒーローが蟻同然にみえる。しかし、目の前には巨大化したヒーローが立ち塞がりそれを、援護しようと蟻は集い、それを排除しようと外典をはじめ解放戦士達が暴れている。今はそんな状態
周りに任せて静かにしていればこのまま荼毘は行きたい地にいけると理解した。己の計画のため野望のためここは身を任せる事が最善だと
「それに、あんたのやりたい事の一つは俺が持ってる」
「！！貴様…いつから」
「ずっと一緒だったさ、ここで静かにしてるってんならやるよ。リ・デストロ救出云々よりこっちの方が先じゃねぇのか？」
そう言って荼毘はぐったりとした様子のAをスケプティックに渡す。頭部の装置はつけっぱなしだ。パソコンも持ち歩いてることから作業に支障はないと判断した
「
「簡単に言ってくれる…っ！」
悪態をつきながらも素早くAの頭部の装置にコードを繋げパソコンの操作を始める。これはスケプティックの個性を利用してAの主導権を奪う為の装置。Aの個性がイメージを具現化するものであり、その大部分が脳である事は身藤の研究データで読み取れるものである。更に、身藤も脳への干渉でAを操ることに成功している
Aの個性は脳を掌握してしまえば代行可能ということなのである
「もう大体は完了している…後は本人の抵抗力を弱めこちらの力をあげれば…、？」
「あぁ、抵抗力なら弱めといたぜ…中々に絶望だったようだしな」
ブゥゥンという電子音と共に、横たわっていたはずのAがむくりとゆっくり立ち上がる
「はは…素晴らしい…！生きた人形を私は操るぞ…！！」
生気の失われた暗い瞳が虚空を見つめた
その先に、駆ける誰かがみえた
．
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みけいぬこ(プロフ) - mikittyさん» ありがとうございます！ (2022年9月30日 7時) (
レス) id: b16ff3489c (このIDを非表示/違反報告)
mikitty(プロフ) - 更新お疲れ様です！ (2022年9月29日 14時) (レス) @page45 id: 75972ecbb8 (このIDを非表示/違反報告)
みけいぬこ(プロフ) - さきさん» わわわっ！なんという休日の使い方！嬉し申し訳なし<(_ _*)>でもありがとうございます！とても嬉しいですっ気づけばもう12…まだ続きますので更新頑張っていきます！ (2022年9月27日 7時) (レス) id: b16ff3489c (このIDを非表示/違反報告)
さき(プロフ) - ガチで一気読みしました！！！！！！休日一日費やした。面白くてやばいです（？）語彙力失うくらい。更新待ってます！！ (2022年9月26日 22時) (レス) @page37 id: 9fc0d0edba (このIDを非表示/違反報告)
みけいぬこ(プロフ) - 彩都さん» コメントありがとうございます！めちゃくちゃ嬉しいコメントꉂ( ˃ ⌑ ˂ഃ )日本語おかしくて嘆いてる私に優しい言葉嬉しいです！早足で終わらせた気が否めませんが…黒くん編行きたいと思います！目指せハピエン！( ߹ ^ ߹ ) (2022年9月22日 19時) (レス) @page29 id: b16ff3489c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みけいぬこ
| 作成日時：2022年9月13日 14時
