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「(爆豪が独断専行、他がそのフォロー。そこに生じる僅かな時間差。小さな隙をネチネチ拡げて崩壊させる…)」
開始早々に体を分割させた取陰はチームメイトに話した作戦を思い返していた。
Aチームには索敵に秀でている耳郎がいる。それを逆手に取るために分割させたパーツを四方に広げ音を立てて妨害する。その間に凡戸・鎌切を先行させてある
「さて、念には念を…泡瀬」
「！見つけたか」
泡瀬の近くにいた取陰の口から指示が出る。パーツの示す方向に泡瀬は素早く移動する
「！！」
物陰に隠れ、様子を伺っていたAは背後からの気配に咄嗟に後ろを振り向く。周りがよく見えるように今回は２階に移動し、且つ周りから目立ちにくい配管の下、影になってる所に身を潜ませていた。すぐ横は壁ではなく逃げれるように開いている……すぐ見つかるようなところではないはずなのに
「何、これ…！」
感じた気配は人の目だった
しかし、目しかない
切れ長の目がその場に浮いていて
口はないのに細められたそれは笑っているようだった
「さすが取陰、もう見つけちゃった」
「捕まえなくても視認しておけるなら戦況が変わった時対処しやすいよね」
「取陰氏なら仲間との連携も容易いですな。前の反省を生かしてる」
「あぁあ！！A逃げろおおお！」
黒色と拳藤、そして宍田がモニターを見ながらそう話す。分割した取陰の目は早々にAを捉えそっちに泡瀬を向かわせる。1度目視してしまえば後は他のパーツでも追跡可能なのか逃げるAの背後には取陰のパーツがついてまわる
「見晴らしがよく相手に見つけられにくいいい場所を選んでいたがうちの生徒の方が上手だったな！」
ブラドもこの状況にご満悦なのかしたり顔である。そうしてる間にもAの逃げる先に泡瀬が立ち塞がる
『！！』
『見つけたぜぇ！ちょっとここで大人しくしててもらおうか！』
そう言って泡瀬は個性で瓦礫のいくつかをA目掛けて投げる。しかしそれはAの吹く炎によって瞬時に溶かされる
「Aが火吹いたぁあ！久々に見たァァ！」
「これ救助者心理的にB組悪いんじゃないの？！」
『マジか！？でも、逃がさねぇぞ！』
逃げるAを追いかける泡瀬
パッと見は敵と認識されてもおかしくない構図である
「見てください、取陰さんのパーツがAさんを誘導してますわ」
「どっかに誘い込んでるわね」
．
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みけいぬこ(プロフ) - 鸞さん» コメントありがとうございますー！原作すごいことになってて練り直さなきゃ変なことになる汗と原作読み直しております！クリスマスしたいのでもう少ししたら11を作りますよー！ (2022年8月10日 23時) (
レス) id: b16ff3489c (このIDを非表示/違反報告)
鸞(プロフ) - 更新楽しみに待ってます！！頑張ってください！！ (2022年8月8日 18時) (レス) id: 819477dca9 (このIDを非表示/違反報告)
みけいぬこ(プロフ) - 鸞さん» 私こそ読んでくださってありがとうございますですよ！！楽しんでいただけて本当に嬉しいです！ (2022年7月29日 18時) (レス) id: b16ff3489c (このIDを非表示/違反報告)
鸞(プロフ) - 続きを早くみたいと思ってしまうほどこの小説は面白いです。かっちゃんがどう助けてくれるのかなと色々考えつつ楽しみながらみれました。続きがとても気になります。本当にこの小説を書いてくださりありがとうございます！！ (2022年7月29日 18時) (レス) @page37 id: 819477dca9 (このIDを非表示/違反報告)
みけいぬこ(プロフ) - ザギンでシースーさん» ありがとうございます！可愛いのお言葉ほんとに嬉しいです(*´ω｀*) (2022年7月26日 14時) (レス) id: b16ff3489c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みけいぬこ
| 作成日時：2022年7月19日 9時
