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「よし！では第4セットの準備を！！」
簡単に好評を終え、タイミングを見計らったブラドの声が響き渡る。障子にくっついていたAは連戦の為再び移動となる
「がんばれよ」
「あい」
障子の言葉に力強く頷くと仔竜の姿になり飛んで移動する。頭上からこの回の各メンバーを眺める
「ちょ？！なにソレ！まじで言ってんの？！」
「嘘だろそんな策が…！」
「だーってろ」
「(ばくごー)」
視線の先に、慌てる耳郎や砂藤の姿。そしてやる気満々の爆豪を見つける。爆豪と目が合うことはない。でもそれでいい。今はまだ味方ではないのだから
「(ばくごーに、頼ってばっかはだめ…！)」
相澤の好評で、学んだことがある
＿＿敵に出会して足がすくむようなら戦地に出てくるべきじゃない
その通りだと思った
『さて第4セット！！A.B共に1勝1分け！』
ブラドの声が少し遠くに聞こえる
あまり、飛んでると居場所を把握されてしまうと思い下に降りる。さっきと同様仔竜の姿のまま影に隠れる
「自分の身は自分でまもる…！」
もう誰かが自分のせいで傷つくのは見たくない
そう思うから、Aは今回逃げ切る事に専念しようと決意する。確かに、1人は心細い。希望の光があったら縋りたくなる。けれどそれじゃダメだと思った
「(ただ、守られるだけのおにもつはだめ…)」
＿＿1秒、一分てめぇを守るために個性を使え
敵に屈しない強さを
『第4セットスタートだァ！！！』
「……！」
ブラドの声に、ぐっと拳を握り前を見据えた
「あーぼくのこの第4セット楽しみだったんだよねぇ！なんたってあの取陰がいるからね〜〜！爆豪くん！！」
試合開始の合図を聴きながら、物間がヒーローらしからぬその形相で堪えきれない笑みを響かせる。現在勝率は互いに1ずつ。何かとクラス対抗を意識しそれをむき出しにしている物間としては何としても勝ち星をBにつけたい所。それが叶えられるのがこのセットだと予想していた
「取陰切奈！B組のもう1人の推薦入学者！彼女はとってもやらしいぞ！」
その個性は"トカゲのしっぽ切り"
全身をばらばらに切り離し行動ができるというもの。今は50個ほどに分割可能なようで、開始早々その体を限界まで分解して移動を開始した
「わあ！？なんあれ！！」
「ホラーじゃん！？」
見慣れないそれにモニター越しで麗日と上鳴の絶叫が響く
その間にも取陰のパーツはB組陣地から四方に移動を開始する
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みけいぬこ(プロフ) - 鸞さん» コメントありがとうございますー！原作すごいことになってて練り直さなきゃ変なことになる汗と原作読み直しております！クリスマスしたいのでもう少ししたら11を作りますよー！ (2022年8月10日 23時) (
レス) id: b16ff3489c (このIDを非表示/違反報告)
鸞(プロフ) - 更新楽しみに待ってます！！頑張ってください！！ (2022年8月8日 18時) (レス) id: 819477dca9 (このIDを非表示/違反報告)
みけいぬこ(プロフ) - 鸞さん» 私こそ読んでくださってありがとうございますですよ！！楽しんでいただけて本当に嬉しいです！ (2022年7月29日 18時) (レス) id: b16ff3489c (このIDを非表示/違反報告)
鸞(プロフ) - 続きを早くみたいと思ってしまうほどこの小説は面白いです。かっちゃんがどう助けてくれるのかなと色々考えつつ楽しみながらみれました。続きがとても気になります。本当にこの小説を書いてくださりありがとうございます！！ (2022年7月29日 18時) (レス) @page37 id: 819477dca9 (このIDを非表示/違反報告)
みけいぬこ(プロフ) - ザギンでシースーさん» ありがとうございます！可愛いのお言葉ほんとに嬉しいです(*´ω｀*) (2022年7月26日 14時) (レス) id: b16ff3489c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みけいぬこ
| 作成日時：2022年7月19日 9時
