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「A、お前は狙われる存在だ。敵に出会して足がすくむようなら戦地に出てくるべきじゃない」
「…あい」
相澤の真剣な言葉に申し訳ない気持ちになる。ヒーロー陣営がAだとほぼ確信していたし状況も理解していたつもりだった。しかし、相手チームと目を合わせた時恐怖したのも事実だった
鬼気迫る人間の真剣さ怖さを体感した
「しかし、救助者側の心理としてつい戦地に足が向いてしまうこともある。これはそれまでに出会った人がどういう対応をしたかにもよる」
「救助者側の心理…」
今回、Aを個別ルールにしたのは何もAだけの為ではない
「狙われてるという恐怖、敵と味方がどこにいて誰なのかも分からない不安、危険な場所に一人でいる心細さ…救助者はたくさんの不安や恐怖を抱えてる」
危険に陥ってる場合、人は誰しも早く助かりたいと思う
安全な場所、安心できる人の元に行きたいと望むもの
「今回、B組は回原しかAと出会えなかったというのもあるが、その時の行動や言葉で救助者側のお前たちに対する印象は決まる」
「「「！！」」」
チームで動いていても全員が救助者に出会えることは稀である
だから、その中の誰か1人と出会ってその1人の言動がチームの印象、引いてはヒーローの総意となる
「飯田が回原を連れて行ったその後、尾白は不確定要素をしっかりと理解しAに"後で迎えに来る"と言った」
「投獄前の段階では陣営は確立してナイからですネ」
「尾白、とってもかっこよかった」
「いついかなる時もお前たちの一挙手一投足は見られてる。意味を求められる」
助けられるのが当たり前ではない
オールマイトがいつも笑顔で人々の前に立つように
エンデヴァーが見ていてくれと人々に願うように
その行動に人々が意味を見出すから、伸ばした手を掴んでもらえる
ヒーローと呼んでもらえる
「…俺もお前のヒーローになれたか？」
「障子はもうずっとヒーローだよ。だって木の神様だもん」
「その言い方はやめてくれ」
いつの日か救ってくれた日のときのように、障子が前に出て庇ってくれた姿は正しくヒーローだった
「ありがとう、ヒーロー」
障子の首元に抱きつくAを見て、相澤はほっと息をつく
反省すべき点もあるが、あの状況でヒーローを見極め信じようとした気持ちは忘れないでほしいと思う
自己を犠牲にするような事だけはしてほしくないから
．
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みけいぬこ(プロフ) - 鸞さん» コメントありがとうございますー！原作すごいことになってて練り直さなきゃ変なことになる汗と原作読み直しております！クリスマスしたいのでもう少ししたら11を作りますよー！ (2022年8月10日 23時) (
レス) id: b16ff3489c (このIDを非表示/違反報告)
鸞(プロフ) - 更新楽しみに待ってます！！頑張ってください！！ (2022年8月8日 18時) (レス) id: 819477dca9 (このIDを非表示/違反報告)
みけいぬこ(プロフ) - 鸞さん» 私こそ読んでくださってありがとうございますですよ！！楽しんでいただけて本当に嬉しいです！ (2022年7月29日 18時) (レス) id: b16ff3489c (このIDを非表示/違反報告)
鸞(プロフ) - 続きを早くみたいと思ってしまうほどこの小説は面白いです。かっちゃんがどう助けてくれるのかなと色々考えつつ楽しみながらみれました。続きがとても気になります。本当にこの小説を書いてくださりありがとうございます！！ (2022年7月29日 18時) (レス) @page37 id: 819477dca9 (このIDを非表示/違反報告)
みけいぬこ(プロフ) - ザギンでシースーさん» ありがとうございます！可愛いのお言葉ほんとに嬉しいです(*´ω｀*) (2022年7月26日 14時) (レス) id: b16ff3489c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みけいぬこ
| 作成日時：2022年7月19日 9時
