仔竜、合同戦闘訓練 ページ12
＿＿…
「ワクワクするねー」
「葉隠、さむくないの？」
「めっちゃ寒ーい！」
翌日、授業で1Aメンバーはコスチュームをきてぞろぞろと集合場所に向かって歩いていた
各々、だいぶ着慣れたコスチュームはその身にハマっておりどこか貫禄すらある
秋も過ぎ冬に近づきつつある今、ほとんどの生徒のコスチュームは冬仕様にややチェンジしていた
「！かっちゃんも変えてる」
そんな皆の変化にいち早く気づき感動しているのは誰もが知るヒーローオタクの緑谷
八百万のマントや尾白の首元のファーなど内心ウキウキしていたせいか目についた幼なじみの長袖スタイルに思わず言葉が出た
「あー？！文句あんなら面と向かって言えや！クソナードが！！」
普段ならこれだけで萎縮してしまうところだが興奮している緑谷には効かない
「そのスーツ……防寒発熱機能付き？汗腺が武器のかっちゃんにとってとても理にかなった変更で素晴らしいと思っ「ほめてんじゃねええええ！」
「ばくご、うるさい」
怖気づかない緑谷に苛立ちを募らせていると背中側から爆豪の頭の上にぴょこと顔を出したAがそう言葉を漏らす
「あァ？文句あンのか？クソチビィ」
「耳きんきんするよ、くそうるさいの」
「あ！A、こら！クソって言っちゃいけませんって言ったよね！かっちゃんの言葉移ってんじゃん！」
「っせーなアホ面！！」
「普段の態度母ちゃんなんだから言葉の面も母ちゃんしろよっ」
「誰が母ちゃんだ！コロスぞ！！」
「はははっ」
「クソ髪も笑ってんじゃねー！」
後ろでは緑谷のコスチュームの変容に尾白が話をしている
どこか平穏でいつも通りな所に、別の大勢の気配を感じてAは視線をそちらに移す。と同時に聞き馴染みのない声が聞こえてきた
「おいおい。まー随分と弛んだ空気じゃないか」
複数の足音が近づいてきて正面に黒い影を移す
「僕らをなめてるのかい？」
「来たなァ！！なめてねーよ！ワクワクしてんだ！」
一歩先にでた切島の声に、少し手前で立ち止まる
今日はいつもと違い合同訓練だと聞いていた
「さァ！！A組！！！今日こそシロクロつけようかぁ！！！」
黒いタキシードのようなコスチュームの金髪の少年がそう叫ぶ。他にもそれぞれにコスチュームを纏った学生たちが揃っており、B組か…とほぼ初めて見る顔ぶれにAは圧倒される
無意識に、爆豪の背にそっと隠れた
．
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みけいぬこ(プロフ) - 鸞さん» コメントありがとうございますー！原作すごいことになってて練り直さなきゃ変なことになる汗と原作読み直しております！クリスマスしたいのでもう少ししたら11を作りますよー！ (2022年8月10日 23時) (
レス) id: b16ff3489c (このIDを非表示/違反報告)
鸞(プロフ) - 更新楽しみに待ってます！！頑張ってください！！ (2022年8月8日 18時) (レス) id: 819477dca9 (このIDを非表示/違反報告)
みけいぬこ(プロフ) - 鸞さん» 私こそ読んでくださってありがとうございますですよ！！楽しんでいただけて本当に嬉しいです！ (2022年7月29日 18時) (レス) id: b16ff3489c (このIDを非表示/違反報告)
鸞(プロフ) - 続きを早くみたいと思ってしまうほどこの小説は面白いです。かっちゃんがどう助けてくれるのかなと色々考えつつ楽しみながらみれました。続きがとても気になります。本当にこの小説を書いてくださりありがとうございます！！ (2022年7月29日 18時) (レス) @page37 id: 819477dca9 (このIDを非表示/違反報告)
みけいぬこ(プロフ) - ザギンでシースーさん» ありがとうございます！可愛いのお言葉ほんとに嬉しいです(*´ω｀*) (2022年7月26日 14時) (レス) id: b16ff3489c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みけいぬこ
| 作成日時：2022年7月19日 9時
