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お泊まり会から数日、学業と文化祭の練習、そしてヒーローの各自トレーニングをこなしつつのとある昼下がり。天気もいいからとダンス隊はリフレッシュも兼ねて外でダンス練習を行っていた。今日はAもダンス隊に混じって練習。皆と一緒にステップを踏んでいた。Aは身軽さゆえか元々のセンスか初めてにしてはダンスは上手い部類だった。汗滲ませ楽しそうに踊る姿に皆癒されていた
そして、なにか見せ場を作れないかと言うことで休憩がてら芦戸は間奏の時にブレイクダンスを取り入れその時に仔竜になったAが飛び上がるのはどうかと提案した
「私がヘッドスピンするでしょー!でここで飛び上がるから…それと同時にバッて!伴奏とも合うしヤオモモに紙吹雪出してもらってインパクトもあり!どう?!」
「ケロ、Aちゃんが白い竜であることを印象づけるためにもってことかしら」
「そゆこと!」
「タイミングが合えば、いんじゃねーか?」
芦戸と砂藤の言葉に他のメンバーも頷く。じゃあ、とりあえずやってみようと言うことになり芦戸はAに説明をする
「皆さん、お紅茶ご用意しましたのでよろしければ」
「お菓子もあるよー」
タイミングよく演奏隊、演出隊も休憩のようで寮内からぞろぞろと出てくる。トレーに載せられた紅茶やお菓子、それらを持つべく飯田と尾白が八百万達から受け取る
「さすが委員長」
「外でのお茶会なんて素晴らしい!今から芦戸くんとAくんが合わせるから皆でみようじゃないか」
「お?Aなんかやんのか?爆豪早く行こうぜ!」
「……」
飯田の言葉に切島はわくわくといった様子で足早に向かう。それをゆっくり追う爆豪。曲の途中くらいからカウントを取り始めダンスの位置移動をはじめAが芦戸の後ろに隠れた
「おおお!さすが美奈ちゃんブレイキンキレがある!!」
「この間にAはドラゴンにコンバートしておいて次のカウントで」
「A、ここで!飛べー!」
芦戸の掛け声と共に翼を広げたAが飛び上がる。太陽の光に照らされて白く光り輝いているように見えるAは幻想的だった。馬鹿みたいに(爆豪視点)口を開けて楽しそうなAの姿に自然と口元が緩む
ガシッ
「「「「「え?」」」」」
緩んだはずの口元がびしりと音を立てて硬直したのは一瞬だった
どこから来たのか黒い影がAの背後に現れ宙にいたAをそのまま掴んで行ってしまう
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みけいぬこ(プロフ) - さやかさん» ありがとうございます!楽しみにしてもらえてるのが励みになります!更新していきますねー(●´ω`●) (2022年7月18日 8時) (レス) id: b16ff3489c (このIDを非表示/違反報告)
さやか(プロフ) - 毎回楽しく読ませていただいてます!これからも楽しみにしてます。 (2022年7月14日 15時) (レス) id: d179a9363a (このIDを非表示/違反報告)
みけいぬこ(プロフ) - mikittyさん» 私はコメントが活力になってます( *¯ ꒳¯*) (2022年7月7日 17時) (レス) id: b16ff3489c (このIDを非表示/違反報告)
mikitty(プロフ) - みけいぬこさん» 更新が1日の楽しみになるくらいに、楽しませてもらっています! (2022年7月5日 17時) (レス) id: 75972ecbb8 (このIDを非表示/違反報告)
みけいぬこ(プロフ) - mikittyさん» ありがとうございます!楽しんでもらえてますでしょうか`・ω・ (2022年7月5日 16時) (レス) id: b16ff3489c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みけいぬこ | 作成日時:2022年6月24日 9時