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「なんか、最近A張り切ってね？」
トレーニング室でトレーニングを終え、更衣室に戻ろうとした緑谷は背中から聞こえた上鳴の声に振り返る
「わかるっ、Aトレーニング室いるの違和感だよな」
「瀬呂、Aも漢になったんだ！そんなこと言ってやるな！！！」
「意識の変革、成長の兆し」
切島や常闇の言葉を受け、緑谷も視線を室内に向ける
そこにはせっせと室内を走るAの姿が
いつになく真剣で汗を振りまき走るその目は真剣そのもので
いつもの幼い様子とは変わって大人びているというか
年相応と思わせる強い意志が見て取れた
「(年相応って……！？元からAくんは同じ歳じゃないか……！)」
誰に言われるでもなく緑谷は脳裏に浮かんだ言葉を脳内で否定する。無意識のうちにAを小さい子どもや年下のように感じてしまっていた。それは日ごろみるAがそう思わせるのだが、本来は同級生…奪われていた過去がようやく戻ってきたのだろうか
自分を取り戻しつつあるその姿に、人知れず緑谷は口元が緩んだ
「あ……」
「……」
ふと、気配を感じ前を向くとそこには黒シャツにズボンに手を突っ込んだ爆豪の姿
あっちは緑谷に気づいていたようでじっと睨みつけられ思わず冷や汗がでる
「かっちゃん、おつかれっ……Aくんなら…」
早口にそう話しかけるも爆豪はその場に立ち止まることなく何もそこにいないかのように通り過ぎていく
今までなら最後の最後まで睨みつけてくるか舌打ちや暴言の一つや二つあっただろうに、何もない
「……」
「お！かっちゃぁん、お迎えですかー！献身的ー！！」
「あァ？！バカにしとンか？燃やすぞッ！！」
「やめとけって、爆豪！！？」
ない事がいい事なのだが、少し寂しい気もする
聞こえる楽しそうな声を背に、緑谷は1人歩きだす
変化に嬉しいことも寂しいことも色々ある
でも、どちらも悪いことではない
それだけは確かだった
《こコんな火で俺レを…殺セるとと……思っ思っ思っ…ったヵ？》
福岡の空に豪炎が舞い狂う
《ォ前は強イのか？》
突如NO.1に襲い来る試練
悪意との対峙
「オイオイ……頼みますよ、NO.1」
容赦なく降り注ぐ瓦礫を防ぎ、ホークスは固唾を呑む
新たな
酷を背負わせる
象徴は消えていない、と示すために
．
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みけいぬこ(プロフ) - さやかさん» ありがとうございます！楽しみにしてもらえてるのが励みになります！更新していきますねー(●´ω｀●) (2022年7月18日 8時) (
レス) id: b16ff3489c (このIDを非表示/違反報告)
さやか(プロフ) - 毎回楽しく読ませていただいてます！これからも楽しみにしてます。 (2022年7月14日 15時) (レス) id: d179a9363a (このIDを非表示/違反報告)
みけいぬこ(プロフ) - mikittyさん» 私はコメントが活力になってます( *¯ ꒳¯*) (2022年7月7日 17時) (レス) id: b16ff3489c (このIDを非表示/違反報告)
mikitty(プロフ) - みけいぬこさん» 更新が1日の楽しみになるくらいに、楽しませてもらっています！ (2022年7月5日 17時) (レス) id: 75972ecbb8 (このIDを非表示/違反報告)
みけいぬこ(プロフ) - mikittyさん» ありがとうございます！楽しんでもらえてますでしょうか｀・ω・ (2022年7月5日 16時) (レス) id: b16ff3489c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みけいぬこ
| 作成日時：2022年6月24日 9時
