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通形の後ろに隠れるエリと
相澤の後ろに隠れるA
周りから見たら2人のなんと似ていること
｢(実際並んでみるとほんとに似てるな……兄妹？みたい)｣
二人を見比べて緑谷は改めてそう思う。これで血の繋がりはなくて境遇は似てるというのだからなんとも複雑な気持ちになる。どちらも下がり眉な事もあって加護欲を駆り立てられる
｢A、お前も一緒に見て回るか？｣
(通形は総無視、ほっておくようだ)そう話す相澤と目を合わせていたAは言い終わる前に被りを振って相澤に抱きついてしまった。それだけでAにとって安全といえる場所の狭さを痛感させられる
｢いかない、いれいざーといる｣
｢俺とはいなくていい。それなら文化祭の準備優先だ。せっかくのイベントなんだ、楽しめ｣
｢…きょうはかえってくる？｣
｢……わかった。帰るから｣
傍目には見えてないだろうが、必殺うるうるビームなるものが相澤に直撃していた(上目遣いに見ていただけ。Aに他意はない)
それを直視してしまった相澤は(ここ最近かまってやれてないこともあり)瞬時に今後の予定を脳内で変更した
｢(カップルのやりとりかよ！！！)｣
2人の会話に近くで見ていた峰田はそう心の中で叫んだ(飯田に口を塞がれ言葉にならなかっただけ)
約束を取り付けたAは少し満足そうな顔を浮かべると｢れんしゅう、する｣と言ってまた相澤の手に擦り寄る
｢じゃあ、俺らは移動しよっか｣
｢あ、はいっ！｣
少し涙を流しAと和解できなかったことを嘆きながら通形はエリを連れて歩き出す。その後ろをついて行く緑谷は、最後にエリがAを見つめていたことに気づく
そして、Aもまたエリを見つめていた
｢(お互いになにか思うことがあるのかな…)｣
意味は分からなかったけど、緑谷はAがエリに言った言葉が気になっていた
Aは開口一番に"泣き止んだ？"と聞いていた
2人は今日が初対面のはずなのだ
何か運命的な繋がりがあるのだろうか
なんて考えてしまう
そんな偶然、物語のようなことを想像してしまうのは
あまりにも2人がそっくりだから
｢(この前女の子になったAくん、ほんとにエリちゃんだったな……)｣
並んでみたら双子の姉妹みたいになるのかな、と想像したらかわいいなと1人こっそり笑みを浮かべる緑谷なのであった
．
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みけいぬこ(プロフ) - さやかさん» ありがとうございます！楽しみにしてもらえてるのが励みになります！更新していきますねー(●´ω｀●) (2022年7月18日 8時) (
レス) id: b16ff3489c (このIDを非表示/違反報告)
さやか(プロフ) - 毎回楽しく読ませていただいてます！これからも楽しみにしてます。 (2022年7月14日 15時) (レス) id: d179a9363a (このIDを非表示/違反報告)
みけいぬこ(プロフ) - mikittyさん» 私はコメントが活力になってます( *¯ ꒳¯*) (2022年7月7日 17時) (レス) id: b16ff3489c (このIDを非表示/違反報告)
mikitty(プロフ) - みけいぬこさん» 更新が1日の楽しみになるくらいに、楽しませてもらっています！ (2022年7月5日 17時) (レス) id: 75972ecbb8 (このIDを非表示/違反報告)
みけいぬこ(プロフ) - mikittyさん» ありがとうございます！楽しんでもらえてますでしょうか｀・ω・ (2022年7月5日 16時) (レス) id: b16ff3489c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みけいぬこ
| 作成日時：2022年6月24日 9時
