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「！？バカっ…Aやめろ！」
突如背におぶっているAが淡く光り出す。画面に釘付けだった爆豪はほのかに視界の端に見えたそれに声を荒らげる。周りは気にもとめないが切島や緑谷達は爆豪の声にAをみやる
「なっ、Aくん…！？」
淡く光り出すAの身体
その神々しさに思わず魅入ってしまう
神秘的でとても美しい
「見惚れてんじゃね！発動止めさせろッ！！」
「！？」
しかしそれも必死の形相の爆豪に慌てて3人は近寄る
なるべく目立たないようその場にしゃがみこみ背からAを1度おろす
「A！何する気だッ！！もうやめろ！おいっ」
「かっちゃん、これどういうこと……！？」
「Aどうなってんだよ！？」
「個性発動してんだよ……さっきこれで傷口を全て塞ぎやがった…次何する気だ！次やったらまた血吐くだろーが！」
「身体に影響が出るのか？！それはいけない！やめたまえっAくん！」
各々が発動を辞めさせようとするが抹消などの個性があるわけでもなく必死に言葉で止めようとする。いつのまに起きたのか開かれている深紅の瞳は先程よりはっきりとしたいるように爆豪にはみえ、ついと目が合う
「A！起きてんだろっ！止めろ！！」
「おーるまいと…」
Aがゆっくりした動作で両腕を高く掲げる
スローモーションのように
周りから音が消えたかのように
4人にはAの言葉だけがきこえた
「がん、ばれー」
一際Aを包む光が強くなるそれは一筋の光となって天高く昇る雲の向こうに消えたかと思うと伸びた光の柱がすぅーっと消えていく
Aを包む光も消える頃
バチィ！！
「A！！？」
何かが爆ぜる音がAから聞こえたと思ったらふらとAの身体が傾く。血は吐かなかったものの先程開かれていた瞳は固く閉ざされ重力に従い傾きそれを爆豪が支える
「おいっ、A……A！！！」
爆豪の叫びは周りの喧騒に掻き消される
オールマイトを鼓舞するその声援
それと反対に悲痛にAの名を呼ぶ爆豪達
『なんでしょう！！急に空から光が……！！今、オールマイトにまっすぐ落ちていきます！！』
「「「「！！」」」」
ふと聞こえてきた中継のアナウンサーの声に
バッと4人は画面を見やった
おうえんする、したらぜったい
かてるんだよ、ね
大好きなぬくもりに包まれたAは
ほのかな笑みを浮かべていた
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みけいぬこ(プロフ) - 甘党なタワシさん» コメントありがとうございます！伏線( ˊᵕˋ ;)どう回収しようかと汗汗してます！楽しみにしていただけるの本当に励みになります♡頑張りますっ (2022年4月28日 0時) (
レス) id: b16ff3489c (このIDを非表示/違反報告)
甘党なタワシ(プロフ) - 日頃素敵な作品を拝見させて頂いております。思わぬ伏線回収に心打たれましたありがとうございます。保護者組がどんどん増えてやり取りが可愛いです、更新楽しみにしております！ (2022年4月27日 22時) (レス) @page10 id: 8642bb6031 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みけいぬこ
| 作成日時：2022年4月26日 9時
