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オールマイトは爆豪には巨悪に立ち向かうため代々受け継がれてきた力でありそれを緑谷に継承したことを
緑谷にはAが過去にどんな仕打ちを受けこの雄英に来たのか、そしてそれを爆豪がどの程度知っていたのかを包み隠さず話した。そして、現状Aがどうなっているのかも
「私が力尽きたのは私の選択だ。A少年の事も…さっきも言ったが君の責任じゃないよ」
「……」
「かっちゃん……」
座り込みうつむく爆豪。その表情は読めない
「君の後悔はどうやっても拭うことは出来ないだろう。1番近くにいたのだから。…私も力を分け与えてもらった身だ。A少年には頭が上がらない」
「オールマイト……」
「でもね、爆豪少年。私は全てが操られていたとは思えないんだよ。A少年は彼の意思で君の傍にいたと思うし、君や私を守ってくれた。それを認めてあげてはくれないか。忘れてしまうかもしれない彼のためにも」
「……っ」
過ぎてしまったことはどう喚いても変えることはできない
それはこの世の摂理である
そこをいつまでもくよくよしていたってみっともないだけだ…
「結局俺のやることは変わんねえや…」
「うん…」
ぐいと1度腕で顔を拭い、爆豪はその場に立ち上がる。もうその瞳に悩みも不安も、迷いもありはしなかった
強い意志を持った瞳を向け、今までとは違うと言う
「俺も全部俺のもんにして上へ行く。選ばれたお前と違って。…んで、もう自分のものは誰にも奪わせねェ…全部だ」
「じゃっ…僕はその上を行く。行かなきゃいけないんだ…僕も、奪われないように！」
「……だから、そのてめェを超えていくっつってんだろ！後てめェにもやらねェ。関わってくんな」
「いやっだからその上を行かないといけないって話で…それにクラスメイトなんだから奪う奪われるは関係な……「あ"あ"！！？」
さっきまでの緊迫した空気が嘘のように軽い
お互いを知り秘密を分け合ったからこそのどこか繋がりのあるいがみ合い、とでも言うのだろうか
「ひとまず怪我の手当をしようか、その後に然るべき所に連れていくからね」
「……かっちゃん、かっちゃんが最近いつも放課後いないのって」
「あぁ？…一々聞いてくんじゃねェよクソが。分かってるくせにウゼェな」
「……ご、ごめん」
オールマイトの話によるなら、昏睡状態で目が覚めても記憶があるかどうかわからない
そんな不安を抱えていたのかと思うと、緑谷の胸はじくじくと痛んだ
．
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みけいぬこ(プロフ) - 甘党なタワシさん» コメントありがとうございます！伏線( ˊᵕˋ ;)どう回収しようかと汗汗してます！楽しみにしていただけるの本当に励みになります♡頑張りますっ (2022年4月28日 0時) (
レス) id: b16ff3489c (このIDを非表示/違反報告)
甘党なタワシ(プロフ) - 日頃素敵な作品を拝見させて頂いております。思わぬ伏線回収に心打たれましたありがとうございます。保護者組がどんどん増えてやり取りが可愛いです、更新楽しみにしております！ (2022年4月27日 22時) (レス) @page10 id: 8642bb6031 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みけいぬこ
| 作成日時：2022年4月26日 9時
