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«オタクノ生徒ガグラウンドβニイルゾ！監督不行届！！責任問題！叱ッテコイ»
「まじかよ…」
普段そんなにならないその警備ロボからの知らせ。
消灯時間でもあり、今日は仮免試験だったのだ、どこにまだ暴れ回る元気があるのだと問いたい。嘘だと思いたいがロボが冗談を言うはずがないのだ。その情報が事実であり誰かしらA組の生徒が何かやらかしてるということ
はぁと隠しもしないため息をつき、椅子から重い腰をあげる。そのまま扉に向かい外に向かう。パタンと扉が閉まると同時にガチャリと自動的にセキュリティが作動し扉が施錠される
「…」
その音に反応してか、ピクリとベッドに投げ出されている指が僅かに動く。何日も動くことのなかったそれがもぞりとシーツを揺れ動かす。閉じられみなが待ち望んだ瞼がそっと音もなくゆっくり開かれていく。穢れのない無垢な真紅の瞳がぼんやり天井をとらえる。パソコンから漏れ出る光が瞳に反射しキラキラと宝石のように輝いていた
ないている
だれかがないている
そばに、いかなくちゃ…
＿＿…
『おい、後で表出ろ。てめぇの個性の話だ』
仮免試験を終えて寮に戻った後、幼なじみにそう耳元で告げられた時とうとうきてしまった。と緑谷は思った
言いつけを守らなかった報いがきてしまったのだ、と
グラウンドβに連れてこられそこで爆豪が話し出したのは今日までの違和感を結び付けた結果。敏い幼なじみだ、最初に自分が間違って投げた小石がただの小石ではなく重要なものであった事。そしてその投げたことによって生じた波紋を止めることなく波打たせここまで繋げてみせた
「オールマイトから貰ったんだろ、その個性」
「！！」
とうとう、核心にたどり着いてしまった
オールフォーワンと対峙してそこで見聞きしたこと、自分が感じたことそれら全てを繋ぎ合わせてここまでたどり着いた。そのたどり着いた答えが間違いではないと確信している爆豪にどんな嘘を並べても意味は無いだろうと緑谷は思った。…なによりここで嘘で躱すのはダメだと直感で思った
「否定しねェってことはそういうことだな…クソが…」
「聞いて…どうするの…」
どうするもこうするもないと自分でも思ってる。何年近くで見てきたのか。それはお互い様で。仲が悪いと思ってはいるが一緒にいた時間は伊達じゃない。彼が何を思っているのかくらいわかってしまう
．
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みけいぬこ(プロフ) - 甘党なタワシさん» コメントありがとうございます！伏線( ˊᵕˋ ;)どう回収しようかと汗汗してます！楽しみにしていただけるの本当に励みになります♡頑張りますっ (2022年4月28日 0時) (
レス) id: b16ff3489c (このIDを非表示/違反報告)
甘党なタワシ(プロフ) - 日頃素敵な作品を拝見させて頂いております。思わぬ伏線回収に心打たれましたありがとうございます。保護者組がどんどん増えてやり取りが可愛いです、更新楽しみにしております！ (2022年4月27日 22時) (レス) @page10 id: 8642bb6031 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みけいぬこ
| 作成日時：2022年4月26日 9時
