無意識鬼畜系ヤンデレ製造機夢主が乙女ゲームに転生したら詰んだ話

日常5 ページ12

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選択肢のせいで涙が止まらずどうする事も出来ない、しかも突然泣くヤバい女に引いたんじゃないかと二人の反応が怖くて顔を見れてないんだけどあまりにも静か過ぎて逆に怖い…







だから恐る恐る二人の顔を見ると







『…え』







あんなに言い合ってた二人が今これでもかと眉を下げあわあわと焦っている表情をしていた







「ご、ごめんね…その意地が悪かったね」




「…わりぃ」







突然泣き出した私に対して素直に謝ってくれる二人、まぁ元はといえば原因はこの二人何だけど素直にこうも謝られると怒るにも怒れないというか…その何というか可愛いと思ってしまった







だってさ、あんなにさっきまで煽りに煽りまくって言い合いしてたくせに眉を垂れ下げて焦った表情とおどおどしながら様子を伺うように私の言葉の返事をもらおうとしてるんだよ






まるで親に怒られてる時の子供のようにしゅんとしている所と重なって私には怒るに怒れず







『いいよ…その私の方こそいきなりごめんね』





泣いたのは選択肢のせいなんですけどね…





「…Aの気持ちを無視して泣かせてしまって本当にすまない、意地も悪かった」






「俺も強引に誘って無理矢理Aに決めさせようとした…ごめん」








そう言いながら傑くんと悟くんがおずおずともし良かったら使ってくれとハンカチとティッシュを貸してくれて、ありがとうと受け取りながら





『いいよ、その私と食べたいって言ってくれる気持ちは嬉しかったから…でも今日は出来たら三人で仲良く食べたいんだけど…』






と言うと二人とも驚いた顔をしていた、私泣いてるしもう一緒には食べたくないとか言われるのかと思っていたのだろうか？まぁ、実際最初はお昼の時間削られるし1人でさっさと食べたいと思っていたけど今気持ちが変わった






お昼ごはんを一緒に食べたいと思ってくれてる気持ちは本当に嬉しかったし素直に謝ってくれたから、いいかと普通に流せた









まぁ、教室は気まずい空気で最悪だけど取り敢えず腹が減ったから無理矢理気持ちを切り替えて中庭のベンチで食べようと提案し3人で美味しくお弁当を頂きました









PS,

選択肢お前だけは絶対許さねぇ






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