無意識鬼畜系ヤンデレ製造機夢主が乙女ゲームに転生したら詰んだ話

鬼畜系 ページ2

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ゲームをやり進めること数時間…







「ありえない…ねぇ、アンタって攻略サイトでも見た？」




『いやぁ見てないよ、それじゃつまらないでしょ』




「なんで攻略サイトも見てないアンタが攻略者相手全員好感度と信頼度がMAX維持出来てんだよ？？？後何の迷いもなくサクサク進めてるじゃん、えっ怖いんだけど」





『え？皆好感度とかMAXなの？』






「分からずにやってたんかい！」






『だって初心者だもん』







「初心者が初見で好感度と信頼度がMAXに出来てたまるか」






『えぇ、そんな事言われても無茶苦茶だよ…』







と言いつつサクサク指を動かしゲーム進めていく









「いよいよきたわね！告白イベント！」





好きだと思ったキャラを選択し続けるとその人のルートにいくらしいのだがここからが問題だった




「僕と付き合ってほしい、一緒に居たいんだ…だ、だめかな？」





選択肢には私で良ければ是非の選択とごめんなさいという選択肢





私は迷う事もなく








"ごめんなさい"







を押すとさっきまでハイライトが入っていた彼の目には光が消えBGMも消え雲行きが怪しくなる






「どうして…？僕の事をこんなに理解してくれのは君で僕はAちゃんの事だけしかみえてないのに…」





という言葉が溢れ






「君は人気者だから…取られちゃうよ、嫌だそんなのだめだよ…あっ、」



「翔太くん…？」



「そうだ、最初からこうすれば良かったんだ何だ…ねぇAちゃんが悪いんだよ、でもごめんね先に謝っておくよ少し痛いかもだけど我慢してね」






え？というヒロインが声をあげる暇もなくどっからそれ出てきたのとツッコミたくなる鈍器を躊躇なく頭を殴られてその場に倒れる







そして…









白い壁に家具は最低限しかない部屋のベッドの中で目を瞑っているヒロインの事を見つめながら翔太くんが嬉しそうな表情をし




「これからずっと一緒だね」







という言葉が最後の台詞で暗いBGMと共にエンドロールが流れ最後の画面には






"軟禁エンド"









という文字で終わった








『ね、何かこうなっちゃうんだよね』



「ね、じゃねぇよ！！この鬼畜女が！！！」







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