【血界戦線】好奇心に従順に(２)【東京喰種】

３１　ザップside ページ8

ザップside

「ここっす！」

「へぇ、いかにもレオが通ってそうだな」

「どんなイメージっすか；」


レオの隣を歩くヤツは、いかにも優男って感じで、今のところ怪しいところはない


「いらっしゃい！」
「お、レオじゃねーか」

「ビビアンさん、こんにちは！」

「今日はメンツが違うんだな」

「はい！別のバイト先の先輩で…」

「Aだ」

「おう！まぁ、座ってくれよ」
「なんにする？」


軽い自己紹介を混ぜつつ、いつものカウンター席に座る

ケっ
監視じゃなかったらこんなヤツの隣なんか座るかよ

相変わらずレオはAと話しており、挟まれて座っているAはこちらに完全に背を向けている


「Aさん、またコーヒーだけですか？」

「いいだろ、コーヒーの飲み歩き」

「いくらコーヒーが好きだからって、少しは食わないと！」


また？コーヒーだけ？


「ほら、これ食べてください！」
「ビビアンさん、同じのもう一つください」

「はいよ」

「えぇ」

「えぇじゃないっすよ」


ヤツは、レオが注文したものを目の前に置かれ、渋っている
俺は自分のバーガーにかぶりつきながら、監視する


「じゃぁいただくよ」

「はい！ぜひぜひ！」


渋々という感じだが、ヤツは目の前のバーガーにかぶりついた


「どうっすか？」

「美味い」

「でしょう？ポテトも食ってくださいよ！」


レオの勧められるがまま、ヤツは全て平らげた

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