悪魔は天使 (ページ3)

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本番前のリハーサルを終え、みんな準備に取り掛かる。

SJ「こらジョングク！早くこっちにきなさい！」

私の周りは楽しそうにメイクさんたちと離しているけれど、

そんな中でも、横目でこっちを見ながら潮笑うソジュさんの視線。

そんな状況で、私は自分自身にメイクを施さないといけないくて。

本当なら、8人それぞれ専属のメイク担当がいる。

私の担当はというと、

BM「ナムジュンオッパ！次いいですよ～」

この通り、ナムジュンさんの担当に変わってしまった。

最初の頃は「メイクお願いします」なんて、嫌だと言われることを分かっているのに頼んでしまう自分がいたことに少しの後悔。

衣装にも着替えて、メイクも終わらせ、一息つこうとソファに座った。

まわりの声を遮るようにイヤホンで音楽を流すけど、それでもやっぱり、一人は寂しい。

SJ「Aちゃん、ちょっと一緒に行かなきゃいけないとこあるからついてきて？」

みんなの視線が苦しい。

嫌だ。

「わ、かりました…っ、」

私、本当に馬鹿だ。

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