【逆トリップ】【現パロ？】貴方は一体何者なの？【高杉晋助】

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少し笑った高杉さんに私は安堵した。

今日は日曜日。

いつもなら今の時間帯は散歩に行ってるころ。

「あの、高杉さん。ちょっと散歩しません？」

正直、今の発言は誤ったかも知れない。

何故ならば、会ってほぼ初対面の人に散歩に出かけない？と言われているのであるから。

私だったら困惑する、異性なんて特に！

高「外に出るのか…？まぁ、何か思い出せるかも知れねェし…」

良かった…高杉さんが記憶を無くしてたからこそ、成功したんだ…。

「じゃあ行きましょうか」

…


「ゔ〜っ」

と変な声を出しながら伸びをした。

高杉さんはあまり気にしてないようだった。

するとお向かいさんの橋本さんが出て来た。

橋「あら、おはよう。Aちゃん。」

橋本さんは私が引っ越して来たときによくしてもらった。年齢は40後半くらいだろうか？

かなり見た目が若い。

「おはようございます。橋本さん。」

高杉さんの方を見るとなんだか気にくわない顔をしてる気がした。

「高杉さん、彼女はお向かいの橋本さんです。」

橋「あら？どうしたのAちゃん、独り言？アナウンサーにでもなるのかしら？」

と微笑みながら橋本さんは言ってきた。

…ん？待てよ、何故今橋本さんが答えた？

それに独り言って…。

高「……あ"？」

「は、橋本さん、今あ"って声聞こえませんでした？」

橋「いいえ、聞こえなかったわ。もしかして昨日呑んだ？ウチの旦那も呑んだのよ…」

と、言った。

まるで高杉さんが見えてないみたいだった。

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