final 41 ページ42
えっ誰？
いつの間に来たの？
今の見たよね？
一瞬どうしていいかわからなくなって
その子を凝視しちゃう
そんな私の様子に
「ん？」
後ろを向く広臣
「あー遥ちゃんか
どうしたの？
こんな時間に」
『あ…
登坂さん寝れないかもって言ってたんで
薬持ってきました
実はこれ入れたポーチ探してて
やっと見つけたと思ったら
こんな時間になってて
遅くなってすいません
あのー
そちらが例の彼女さんですか？』
「あーそう」
広臣がそう言うから
一応頭を下げてみるけれど
なぜかジロッと見られるだけ
『そうですか
噂通りお綺麗な方ですね
では明日から頑張ってください
でも早く寝ないと頑張れませんよ
じゃあ
お疲れ様です』
「あぁお疲れ」
広臣がそう言うと
薬だけポンと手渡して
小走りに走り去って行った遥ちゃん？
当然
「あの子は？」
「あー
俺1人の時に付いてくる
サブマネみたいなもん？
ってよりジャーナベのお付きって感じか」
「へー
ジャーナベも偉くなったんだ」
「だな」
ジャーナベと私たちが呼ぶお方は
三代目マネージャーの真鍋さんのこと
マネージャーのジャーと真鍋のナベで
なぜかジャーナベ
広臣担当の人で
この人にも私たちは大変お世話になっている
「なんか遥ちゃん怒ってたよね
こんな時間に来て非常識って思われたかな」
「別に気にすんな
あの子そういうところあるから」
「ん？」
それは何故？
頭にハテナがいっぱいで部屋に入ると
多分このホテルでは1番いい部屋のはず
リビングとベットルームが別になっていて
なんて部屋の様子を見回しながら
あっ…そっか
「わかった
あの子広臣のこと好きなんだよ」
「違うわ
ただ口うるさいの
おまえは彼女じゃねーだろってくらい
さっきだって早く寝ろとかって
嫌味っぽかったろ
それにちょっとダンサーの女の子と話してると
浮気はダメですとかな」
「そっか…
でも薬持ってきてくれたりいい子じゃん
浮気の心配までしてくれるなんて
ジャーナベより遥ちゃんと仲良くした方が
私にはいいかも
ジャーナベじゃ広臣の味方しかしないもんねー」
「当たり前」
「あ…そういえば
あの子結婚したのは知らないんだ」
「うん知らない
知ってるのは上層部だけ」
「ふーん」
やはり
事務所内でさえ内緒なんだ
別にそれはいいんだけど
なぜか妙に
遥ちゃんが気になる
あの私を見た目
あれ絶対
広臣のこと好きだと思うんだけどな…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 673人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「登坂広臣」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
chiharu(プロフ) - けいちゃんさん» そう言っていただけると嬉しいっす！ノープランいっちゃいますね〜ヨロシクお付き合いお願いいたしますです！ (2018年7月14日 13時) (
レス) id: 033000779b (このIDを非表示/違反報告)
chiharu(プロフ) - 1980noさん» はいっいつもありがとうございます！登坂の嫁負けないようにかましますのでこれからもヨロシクです！！！ (2018年7月14日 13時) (レス) id: 033000779b (このIDを非表示/違反報告)
けいちゃん(プロフ) - ノープランで何処までも進みましょう！何処までもお付き合いしますから！ (2018年7月13日 0時) (レス) id: f3039bc482 (このIDを非表示/違反報告)
1980no(プロフ) - 遥ちゃん残念でしたー(笑)彼女じゃありませんでした！登坂の嫁でした(〃艸〃)次回は移行されてからですね！楽しみにしています\(>∀<)/ (2018年7月12日 21時) (レス) id: fb6f76b200 (このIDを非表示/違反報告)
chiharu(プロフ) - 1980noさん» そうですね…臣氏がバカじゃない事を願っておりますわ… (2018年7月11日 15時) (レス) id: 4529533e41 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：chiharu
| 作成日時：2018年6月18日 8時
