final 20 ページ21
私は今のままで十分なのに
広臣が公表する事にこだわっているのが
いまいち理解できない
そんな話をしていれば
缶ビールなんかすぐに飲んじゃって
2本目に突入
お決まりの缶をぶつけるだけの乾杯をして
「あいつさ
自分がやらかし大王って分かってないんだよ
三代目であいつだけじゃん
女関係で何回もスキャンダル起こしてるの
しかもみーんな匂わせちゃんで
女からバラされてるってアホ具合
普通ね
今までスキャンダル皆無で
何年も付き合っていた私と結婚しましたなら
すごい美談になって好感度だって上がるだろうけど
今のあいつじゃ
彼女いたくせに遊んでた浮気野郎って言われるだけだよ
下手したらすごい叩かれて
ファン居なくなっちゃうかもだよ
だったら
このまま大人しくしてた方がいいじゃん」
真理「だね…」
「でしょ
真理もそう思うでしょ
まぁ事務所がどうするかわかんないけど
私が社長なら公表させないな
でさ、週刊誌あたりにすっぱ抜かれたら
実は結婚してましたー
にするかな
それに広臣の今までの相手って
みんな芸能人やってるじゃん
だから
広臣が結婚なんてなったら
絶対影響するよ
完全に同時進行だったんだから」
真理「たしかに
ってかあんた
結局臣の事しか考えてないじゃん
臣が叩かれたら困る
ファンが居なくなったら困るって」
「そりゃそうだよ
それを引っくるめた広臣なんだもん
そこまで引き受けるつもりで結婚したんだから
そのせいで仕事なくなったら困るでしょ
広臣の好きな仕事なんだから
それできなくなったらかわいそうじゃん」
真理「ほんと
あんたってできた女だよ
だから臣がいい男でいられるんだね」
「今さら？
そりゃあうちの旦那はいい男よ
自由奔放にさせてるもの
もうね
私悟った
最後に私のところに帰ってくればいいって」
真理「うわー
なんか名言出たけど
それ臣が聞いたらどう思うんだろ？」
・
「聞いてましたけど」
「へ？」
その声に後ろを振り向くと
片手をパンツのポッケに突っ込んで
得意の片眉上げでリビングの入口に立っている広臣
真理と顔を見合わせちゃう
どこから聞いてたの？
なかなかこっぱずかしいこと言ったよ
私…
うわー
恥っずー
思わず顔がカーッと熱くなった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 673人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「登坂広臣」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
chiharu(プロフ) - けいちゃんさん» そう言っていただけると嬉しいっす！ノープランいっちゃいますね〜ヨロシクお付き合いお願いいたしますです！ (2018年7月14日 13時) (
レス) id: 033000779b (このIDを非表示/違反報告)
chiharu(プロフ) - 1980noさん» はいっいつもありがとうございます！登坂の嫁負けないようにかましますのでこれからもヨロシクです！！！ (2018年7月14日 13時) (レス) id: 033000779b (このIDを非表示/違反報告)
けいちゃん(プロフ) - ノープランで何処までも進みましょう！何処までもお付き合いしますから！ (2018年7月13日 0時) (レス) id: f3039bc482 (このIDを非表示/違反報告)
1980no(プロフ) - 遥ちゃん残念でしたー(笑)彼女じゃありませんでした！登坂の嫁でした(〃艸〃)次回は移行されてからですね！楽しみにしています\(>∀<)/ (2018年7月12日 21時) (レス) id: fb6f76b200 (このIDを非表示/違反報告)
chiharu(プロフ) - 1980noさん» そうですね…臣氏がバカじゃない事を願っておりますわ… (2018年7月11日 15時) (レス) id: 4529533e41 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：chiharu
| 作成日時：2018年6月18日 8時
