26*翔の想い ページ26
私は…自分の気持ちに気付いたあの日から…
心切り替えて勉強に専念した。
…その方が気が紛れるからだ。
それでも、櫻井先輩の試合がある時は
毎回のように遥と観戦に出掛けた。
先輩は真剣に、かつ楽しそうにサッカーをする。
そんな櫻井先輩が大好きだった。
今ではこんなに近くに感じる事が出来るのに
一度しか会った事のない松本さんに
こんなに惹かれるなんて…
自分でも驚きだった…
遥「ニノ先輩にでも聞いて、松本さんに逢いに行ったら？」
A「い、行けないよ！行って何話すのよ…
頑張れって励ましてもらっておきながら…」
遥「松本さんが好きになっちゃいました！って笑」
A「他人事だと思って…」
遥「だっていいの？このままで？」
A「遥こそ、櫻井先輩に何か伝えなきゃ」
遥「私は…告った所で無理っていうのがわかるから言わないの！」
A「そんなの言ってみなきゃわかんないのに…」
遥「その言葉、そのまんまAに返すわ笑」
A「う…」
・・・・・
そんな日々を送りながら
1年が経とうとしていた…。
櫻井先輩が大学4年になった時だった。
いつものようにサッカー観戦に行くと
翔「Aちゃん！ちょっと話があるんだ。
帰り少し時間ある？」
A「え？はい…」
返事をすると先輩はニコっと微笑んだ。
遥「櫻井先輩…なんかいつもと違うね
話って…意味深だね…」
遥の手前、ドキッとした。
・・・・・
そして帰り…
遥と入り口で待っていると
翔「ごめん、お待たせ」
帰りの支度をした先輩が荷物を持ってやって来た。
改まった先輩にドキッとすると
翔「遥ちゃん、ごめん。ちょっとAちゃんとの時間くれるかな？二人っきりで話したい事があるんだ」
遥「あ、ごめんなさい！…」
翔「謝んなくていいって笑
ちょっと時間が欲しいだけだから」
遥はちょこんとお辞儀をすると駅の方へと歩き出した。
櫻井先輩と目が合うとドキッとした。
翔「ちょっとスタンド席座らない？」
A「はい…」
夕方の薄すら寒いスタンド席へとやって来た。
夕日がフィールドにあたって綺麗だった。
翔「俺さ…サッカーのセレクション受かって
ドイツに行く事になったんだ」
A「ドイツ⁉」
翔「あぁ。俺の目指しているのはプロだし、迷いはなかった。ただ決まってみて引っかかるものがあって…」
「…それが…君だとわかった…」
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心愛(プロフ) - 絢音さん» お久しぶりです☆この続きはいつかは書きたいと思っていました(*^_^*)楽しんで貰えるよう頑張りますね♪♪ (2016年5月24日 1時) (
レス) id: 2b68b12f5a (このIDを非表示/違反報告)
絢音(プロフ) - また続きが読めるなんて感激です(^-^)更新楽しみにしてますね(^-^) (2016年5月23日 20時) (レス) id: a37dffbfc0 (このIDを非表示/違反報告)
心愛(プロフ) - あいなさん» 喜んで頂けて私も嬉しいです！楽しんでもらえるよう頑張りますね！(*^_^*) (2016年5月6日 7時) (レス) id: 2b68b12f5a (このIDを非表示/違反報告)
あいな(プロフ) - つづきが読めるなんて...！！！ すごい嬉しいです！ これからもたのしみにしてます☆ (2016年5月6日 1時) (レス) id: 8485e1157d (このIDを非表示/違反報告)
心愛(プロフ) - あいなさん» あいなさん☆ご無沙汰です！そうなんです。このお話は『愛してる…』の続きなんです(*^_^*)シングルパパの潤くんじゃ可哀想なのでストーリーを考えました☆キックオフ同様宜しくお願いします♪ (2016年5月5日 1時) (レス) id: 2b68b12f5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：coco | 作者ホームページ：https://ameblo.jp/syousetu1118/entry-12538574736.html?frm_id=v.jpameblo&devi...
作成日時：2015年11月24日 11時
