24*新しいスタート ページ24
堤防を歩きながら海を眺める。
俺が育った場所はグラデーション掛かった山々と川とのコントラストがとても綺麗な長閑かな場所だった。
癒される…想い出が溢れる場所だった。
「海って…景色が全く違うな…」
堤防にしゃがみ込み、何となく溜め息がこぼれる。
俺は山々と川の長閑かな景色が好きだった。
海なんて…好きになれんのか…？
俺にとって海は別世界だった。
潤「…落ち着かねぇ」
海に向かって呟くと
「こんにちは♪」
突然、声を掛けられた。
振り向き見上げると
自分の母親と同じ位の年齢の女性が立っていた。
「この辺の方？」
「あ…、はい。この近くに引っ越して来たんです」
「そう笑 海はお好き？」
「海は…何の想い出もありません…
『無』に近いです」
初めての人につい、ぶっきら棒に答えてしまった。
「…すいません、なんかまだこの土地に馴染めなくて」
「謝らなくていいのよ笑
素敵なお顔立ちしてたからつい声掛けちゃって…
しょうもないおばさんね笑」
「いえ…笑」
「そこのお店、うちなの。
暇があったらお茶でもしに来てね」
指差す方を見ると
小さな可愛らしいカフェレストランがあった。
「段々と海の良さがわかるようになるわ。
じゃあ、またね！」
ニコっと微笑むと、お店へと帰って行った。
見ず知らずの俺に声を掛けてくれた事が
何となく嬉しかった。
「そろそろ帰るか…」
新しい住居へ…
・・・・・
「ただいま」
家に着くと
旬「遅ぇよ！」
陽菜が泣いていた。
潤「ごめん！ごめん！」
潤父「目覚めて親がいないと不安なのかもな。
やっぱりお前は父親なんだな笑」
潤「…当たり前だろ」
陽菜を抱いて慰める。
・・・・・
親父や旬がいてくれるからこそ
陽菜に寂しい思いをさせず過ごせているし
俺自身も精神的にかなり助かっていた。
ここでの新しい生活…
どういう仕事に就いて
どういう1日を送るのか
陽菜に寂しい思いをさせない事を第一に考えよう…
寝ぼけて泣いている陽菜の頭をわしゃわしゃ撫でながら
これからの生活を考えていた。
陽菜は…
かけがえのない俺の宝物だから…
25*『marine flower』との出会い→←23*潤side…
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心愛(プロフ) - 絢音さん» お久しぶりです☆この続きはいつかは書きたいと思っていました(*^_^*)楽しんで貰えるよう頑張りますね♪♪ (2016年5月24日 1時) (
レス) id: 2b68b12f5a (このIDを非表示/違反報告)
絢音(プロフ) - また続きが読めるなんて感激です(^-^)更新楽しみにしてますね(^-^) (2016年5月23日 20時) (レス) id: a37dffbfc0 (このIDを非表示/違反報告)
心愛(プロフ) - あいなさん» 喜んで頂けて私も嬉しいです！楽しんでもらえるよう頑張りますね！(*^_^*) (2016年5月6日 7時) (レス) id: 2b68b12f5a (このIDを非表示/違反報告)
あいな(プロフ) - つづきが読めるなんて...！！！ すごい嬉しいです！ これからもたのしみにしてます☆ (2016年5月6日 1時) (レス) id: 8485e1157d (このIDを非表示/違反報告)
心愛(プロフ) - あいなさん» あいなさん☆ご無沙汰です！そうなんです。このお話は『愛してる…』の続きなんです(*^_^*)シングルパパの潤くんじゃ可哀想なのでストーリーを考えました☆キックオフ同様宜しくお願いします♪ (2016年5月5日 1時) (レス) id: 2b68b12f5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：coco | 作者ホームページ：https://ameblo.jp/syousetu1118/entry-12538574736.html?frm_id=v.jpameblo&devi...
作成日時：2015年11月24日 11時
