愛屋及烏【ヒロアカ】 (ページ6)

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試験内容はそれぞれポイントの着いた仮想敵(ヴィラン)を倒してポイントを稼ぐというものだ。

もちろん友達同士で協力できないようエリアを分けられている。

Aの個性は超能力で色んな能力を習得するとその分強くなる感じである。
幸いAは頭は悪いが身体能力が女子にしては優れている。
なので、中学生ながら自分の個性を割と使いこなしていた。
Aが現在使える個性を紹介しよう。

1.サイコキネシス
　直接、物に触れなくても物を移動したり浮かばせたり動かしたりすることができる能力のこと。

普段日常で使用するエネルギーを遥かに超えているので想像もできないと思うが、この能力をたくさん使った後は決まって体調を崩す。

2.テレポーテーション
　俗に言う瞬間移動の能力のこと。

1番初めに使えるようになった能力なのでいくら使っても疲労が少ないが使いすぎると意図せぬところに行ってしまうこともよくある。

3.ヒーリング
　癒しを与える能力のこと。

怪我をしたところに手を触れると治癒される。しかし、治した分だけの疲労が自分にかかる。

今のところAが使える能力はこの3つだ。

ぶっちゃけサイコキネシスのみでも充分戦えるのだが
Aは高得点で雄英に受かりたかったためサイコキネシスとテレポーテーションの2個使いで沢山ポイントを稼いでいた。

「…痛っ」

『…大丈夫ですか？！』

「えっ？」

『耳、血出てるよ』

「うわ、ホントだ。」

『ちょっと触るよ』

Aは優しい。とても優しい人である。
特にヒーリングの能力を使えるようになってからは怪我をしている人はほっとけなくなっている。

『うん、治った！』

「試験中なのにごめん。」

『ううん、助け合わなきゃ強くはなれないの！だから、お互い頑張ろうね！！』

「ホントにありがとう…！」

その後もAは真剣に試験に取り組み試験を終えた。
終わったあと2人はそのまま爆豪の家に帰った。

『おじゃましまーす！光己さんは？』

「今日はいねぇ」

『そっかー！じゃあ一緒にご飯食べよ！』

「おう。そーする。」

『じゃあ、かっちゃん料理よろしく！』

「…だと思ったわ」

Aは爆豪がご飯を作ってくれている間ソファに寝転がってスマホをいじっていた。
爆豪はAのその姿を見て顔を赤らめていた。

パンツが丸見えだったからであった。

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