愛屋及烏【ヒロアカ】 (ページ3)

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世界総人口の約8割が何ならかの‘特異体質’である超人社会となった現在！

かつて誰もが空想し憧れた1つの職種が

逆光を浴びていた！！

「えーおまえらも3年ということで！！本格的に本格的に将来を考えていく時期だ！！今から進路希望のプリントを配るが皆！！！だいたいヒーロー科志望だよね」

「「ハーイ」」

「うんうん皆良い‘個性’だでも校内で‘個性’発動は原則禁止な！」

当時中学3年生である星宮Aは自分の担任それからクラスメイトの言葉にかなり焦りを感じていた。

それは、自分の大切な幼なじみである爆豪勝己と緑谷出久との仲がどんどん悪くなってしまうことに対してである。

「せんせぇー｢皆｣とか一緒くたにすんなよ！俺はこんな‘没個性’共と仲良く底辺なんざいかねーよ」

「「そりゃねーだろカツキ！！！」」

「モブがモブらしくうっせー！！！」

こちら爆豪勝己はAの大切な幼なじみである。

トゲトゲで薄めの金髪と鋭い三白眼が特徴的だ。
勉強やスポーツ他にも様々なことを何なりとこなす天才肌である。
しかし、プライドが高く攻撃的な性格であり不良のような立ち振る舞いが目立っている。

「あー確か爆豪は… [雄英高校]志望だったな」

「「国立の！？今年偏差値79だぞ！！？倍率も毎度やべーんだろ！？」」

「そのザワザワがモブたる所以だ！模試じゃA判定！！俺は中学唯一の雄英圏内！」

『かっちゃんその辺にしときなよ…』

「あのオールマイトをも超えて俺はトップヒーローと成り！！必ずや高額納税者ランキングに名を刻むのだ！！！」

爆豪は今夢に向かって必死なのである。
Aの声など聞こえていなかった。

「星宮も雄英志望だよな！頑張ってくれよ！」

「「さっすがAちゃんだね！可愛くて優しいとか高嶺の花過ぎるだろ！！でも偏差値高ぇぞAの頭じゃ受かんねぇだろ！」」

星宮Aが嫌いな言葉ランキング

第4位高嶺の花

先程まで自信満々であった爆豪は一瞬にして笑みを失っていた。
真顔でAを眺めている姿は幼なじみだし心配しているのかななど良い印象を与える。

では、彼の脳内を覗いてみるといい。

(あ、拗ねてんなコイツ。可愛すぎんだろ。そそるわァ。)

皆さんご察しの通り爆豪はAの事になるとだいぶ馬鹿なのである。

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