告げた一言* 2＿jepr リク ページ6
部屋が暑い。炬燵を切って、つけっぱなしにしていた暖房も消す。
ぽや、と机の上に置かれた空っぽの缶を見つめていた彼は、髪をかきあげながらこちらを見た。
｢じぇいさん、おれそろそろ｣
｢……ん、眠たくなってきましたね｣
こく、と子供のように頷いた彼の目は据わっていて、今にも倒れてしまいそうだ。
……思った通りだ。これが最後の、彼との時間。
｢……じぇいさん？｣
近寄ってくる俺が気になるのか、顔を上げて見上げてくる。
グレーの瞳は純粋で、きらきらと輝いている。
これから俺が汚すんだ、という期待と申し訳なさが入り交じって、胸がいっぱいになる。
｢ごめんなさい｣
割れ物を扱うようにそっと彼の頬を撫でる。
唾を飲んだ彼はソファに背を押し付けて、距離を取っている。
胸元に手を当てると、心臓が激しく跳ねているのが伝わってくる。彼の顔を見ると、目を力強く瞑って、何かから身を守るように体を縮めている。
ズボンを脱がせて長く綺麗な足を晒し、恐怖で無抵抗な彼を生まれたままの姿にする。
自分は下だけ脱いで、後は繋がるだけ。
まだ引き返せる。なかった事に、できるのだ。
ふと彼を見ると、祈るように両手を組んでいた。
震える声で許して、お願いします、と。
何かに縋るような彼の声が、薄暗い部屋に溶けて混じった。
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ぴゅらﾟ(プロフ) - めぐ@性癖の王女さん» めぐさん！リクエスト、いつでもお待ちしております！ご期待に添えるよう頑張ります！ (2021年3月7日 12時) (
レス) id: 7966f1cb63 (このIDを非表示/違反報告)
ぴゅらﾟ(プロフ) - Twitterと第5しかしてなかったA5です。さん» A5さん、コメントありがとうございます！リクエスト把握しました！jepr、狂ったようにハマってた時期があったのを思い出します……w (2021年3月7日 12時) (レス) id: 7966f1cb63 (このIDを非表示/違反報告)
めぐ@性癖の王女(プロフ) - ぴゅらﾟさん» え、ま、最高過ぎます！！もう一つの作品も見させて頂いています！もし、尊氏できるようなシチュが思いついたらリクエストしにきてもいいですかね？これからも頑張ってください！ (2021年3月7日 6時) (レス) id: 5759211c89 (このIDを非表示/違反報告)
natuki(プロフ) - ぴゅらﾟさん» 尊すぎます。。ぴゅらさんの言葉匠にかける所まじリスペクトです (2021年3月6日 9時) (レス) id: cc57d7227d (このIDを非表示/違反報告)
Twitterと第5しかしてなかったA5です。(プロフ) - こちらの小説にも失礼します！jeprの無理矢理系はできますか？ (2021年3月6日 9時) (レス) id: abe5765737 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴゅらﾟ | 作成日時：2021年3月5日 16時
