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第127話 ページ6
ボタボタボタッと水音が激しく鳴った。
赤い魔法石が黒い水に呑まれ、魔法石は黒く染まった瞬間、ローズハートの姿が激変した。
寮長の服は黒と赤を基調としたボロボロなドレスに変わる。
肌は病的なまでに白くなり、両腕は黒い液体が手袋のようにまとわりつく。
右目にはハートの形をした網掛けの眼帯がされ、赤い炎が灯っている。
そして――彼の背後には左手に薔薇の木を持った、ハート型の瓶の顔を持ったドレス姿の怪物が佇んでいた。
リドル「ククク……ハハハハハ！！ボクに逆らう愚か者ども。そんな奴らはボクの世界にいらない。ボクの世界ではボクこそが法律。ボクこそが世界のルールだ！
返事は『ハイ、リドル様』以外許さない！！ボクに逆らう奴らはみんな首をはねてやる！アハハハハハ！！」
響き渡る哄笑。高慢な嘲笑。
今の彼は、まさに真の暴君と言ってもおかしくない。
それよりも……
炎「ローズハートの背後にいる怪物……」
ドワーフ鉱山で見たが、形が違う
お嬢様は心なしか苦しそう
もしかして空気中に含まれている何かに影響されているっていうの？
学園長「ああ、なんてことだ！私がついていながら生徒をオーバーブロットさせてしまうなんて！」
グリム「オーバーブロットってなんなんだゾ！？アイツ、めちゃくちゃ邪悪な感じに変わっちまった！」
オーバーブロット？それが原因で、ローズハートがあんな姿になったのか……
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