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第155話 ページ34
炎「でも率先して食べに来てなかった？」
マロンタルトの時も笑顔で美味しいと言っていた。
もしかして……あれ演技ってこと？
演技だったら……切るしかない
ケイト「えっ、えっ……トレイくん、なんで知ってんの？俺、甘い物苦手だなんて誰にも言ったことないんだけど」
トレイ「『ドゥードゥル・スート』の話をネタにするフリでよくケーキの味を変えさせるだろう？全然顔には出さないけど、もしかしたら甘い物が嫌いなのかなとずっと思ってた」
炎「なるほど、じゃああの時もそうしクローバーに魔法を使わせたってことね」
あえて顔には出さず、自然な流れでトレイのユニーク魔法の話を出す。
人のいいトレイが話を振られて魔法を使うことを知っているからこそできるやり方だ。
でも、それすらもトレイはお見通しだったらしい。
クローバーあんた何枚上なのよ、食えない奴め……
ケイト「あ〜……バレてたんだ？うわ、はっず……。トレイくん、リドルくんの件もそうだけど、その『思ってたけど言わない』っての良くないと思うな〜、オレ」
トレイ「次の『なんでもない日』はキッシュも焼いてやるからな」
ケイト「そりゃどーも。……ケーキ並みにフォトジェニックなやつにしてね」
キッシュをケーキみたいに……燭台切だったら何か知ってそう？
でも、クローバーならそれすら簡単にできそうね……
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