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第141話 ページ20
トレイ「……はっ！！」
トレイの呼び声に、リドルは目を覚ます。
バラの迷路はボロボロで、彼は呆然としながら周囲を見渡す。
炎「あ、目ぇあけた！」
ケイト「ハァ〜……マジ、もう起きなかったらどうしようって超焦った……」
グリム「子分〜！オマエも起きてよかったんだゾ〜！」
炎「心配かけたわね」
ぐりぐりと頭を擦りつけてくるグリムと八重を宥めていると、リドルはゆっくり起き上がる。
リドル「はぁ……はぁ……、ボクは……一体……？」
炎「良かった。正気を取り戻しているわね」
トレイ「今は何も考えなくていい。寝てろ」
エース「あーっ、そうやって甘やかすからちょっと怒られただけで暴走とかするんすよ！庭は滅茶苦茶だし、こっちもヤバいとこだったんだからな！」
デュース「確かに、ヤバかったな」
グリム「まったく。ストレスを溜めるとろくなことがねぇんだゾ」
八重「ストレス溜めるの良くないって薬研先生が言ってた！」
口々に色々言う面々。まぁグリムの言い分には一理ある
薬研先生……薬研通し吉光のことだろう
だけどリドルはあの空間でのことを思い出し、炎のほうをちらりと見る。
炎は無言で頷くと、リドルはゆっくりと口を開く。
ローズハート、ぶちまけてしまいなさい
当たって砕けてもいいから
炎なりの応援だった
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