捻れた世界でも炎は灯る５【ツイステ×刀剣乱舞】 (ページ15)

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第136話ページ15

窓を誰かがノックしてる？

母親だけでなく父親にすら怒りを抱いた時、部屋の窓が小さくノックされた。
ローズハートは窓のほうに寄って開けると、そこにいたのは見覚えのある少年2人だ。

『わ、出てきた！』
『なーなー。一緒にあーそーぼ！』
『キミたちは誰？』
『俺はチェーニャ！こっちはトレイ。一緒にクロッケーしようよ』

現れたのは、当時9歳であろうクローバーとチェーニャ。
彼らの誘いにローズハートは顔を曇らせる。

『え……無理だよ。今は自習時間なんだ。勉強しなきゃ』
『自習って、なにを勉強するか自分で決めていいがね。遊ぶのも勉強ってじーちゃんが言ってたにゃあ』

確かにそれは正しい。
遊びも子どもにとって遊ぶことも大事な仕事である
そう考えると、やはりあの母親達はに立派な親と呼べない。

『少しだけ、降りてこない？』
『…………。ちょ、ちょっとだけなら』
『君の名前、聞いていい？』
『リ、リドル。リドル・ローズハート』

クローバーの手に引かれ、遊びに行ったローズハートの顔は年相応の子どもの顔をしていた。

「……楽しそう」

いいじゃないか……