捻れた世界でも炎は灯る５【ツイステ×刀剣乱舞】 (ページ14)

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第135話ページ14

『本日の古典魔法の勉強はここまで。明日までに今日の勉強に登場した魔法倫理学における言語哲学の教本を50ページ予習しておくこと。では、次の魔法薬学の勉強の時間まで1時間自習にします』
『はい、お母様』
『お母様は少し用事があるから、また1時間後にね』

母親が部屋を出て行き、残されたのは机の上に8歳児が読むには難しすぎる本。
それでもローズハートは、言いつけ通り予習を始めた。

――分刻みで詰め込まれるありとあらゆる学問。
――出来なければ出来るまで延長される学習時間。
――でも、これがボクの『普通』だった。

炎「いや、これは『普通』じゃない」

時の政府でアイドルと塾講師をしている『私』に言わせれてみれば

普通じゃないと怖い顔で言うだろう

その『普通』を作った人間を射、殺するばかりの勢いだろう

私は止める気も止めさせる気もないが……

子どもにあんなに勉強させて、自由すら許さないなんて普通じゃない。

ローズハートの父親とやらもよくこの女と結婚したと思う