捻れた世界でも炎は灯る５【ツイステ×刀剣乱舞】 (ページ2)

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第123話ページ2

ハーツラビュル寮は混乱に陥った。
無差別に首をはねられ、綺麗な迷路は逃げ惑う寮生によって荒らされ、梯子が倒れ、ペンキ缶の中身は芝生にぶちまけられる。

空も徐々に灰色と黒を混ぜたような色に変わり、空気が重くなる

バキバキッと音を立てて薔薇の木が根っこごと宙へ浮き始める。

なんて魔力……

グリム「うわわ……庭中のバラの木が全部浮き上がっていくんだゾ……！」

デュース「なんて大がかりな魔法なんだ！まさかアレ全部で突っ込んでくる気か！」

薔薇の木を浮かせているのは、ローズハート。
鋭く尖った根っこの先に向いているのは―――エースだ。

リドル「薔薇の木よ、あいつの身体をバラバラにしてしまえ―――！！！」

炎「いけない！避けなさい！」

私の刀の耐久力じゃこの数無理よ

問答無用で降り注がれる、薔薇の槍。
エースは逃げることもできず、今まさに串刺しにされかけている。