ス ト ー カ ー 気 質 恋 愛 【 志 麻 】

満喫 ページ23

Aside


あれからしばらくして志麻くんには一切会ってない。連絡も取っていない。


毎日しつこいぐらい連絡してたのに今ではそれをしていないから不思議だ。


でも、未だにふとしたときに志麻くんのことを考えてしまうのはやっぱり諦めきれないからであって、どうしても会いたくなる時がある。


『…でも、今更あわせる顔なんて、ないもん』


あった所でどうにもならない。私は志麻くんのことが好きだけど向こうはそうでもないんだから。


『……さてと、出かける準備するか』


こんなこと考えてうじうじ立ち止まっていてもしょうがない。そう切り替えて着替えて家を出る。


駅前に着くと見慣れた小さい背の女の人を見つけた。


『おーい！96ちゃーん！』


96猫「A〜！久しぶりやな〜！」


今日は96ちゃんと今度のイベントの打ち合わせも兼ねて遊びに行くのだ。


『ほんま久しぶりやな〜！どこ行く？』


96猫「わしカラオケ行きたい！」


『ええやん！行こう行こう！ってその前にお腹すいたからなんか食べよーや』


96猫「わしタピオカ」


そう言う96ちゃんに「それ食べ物ちゃうで」とツッコミを入れつつ近くのファミレスへと向かった。


久しぶりの96ちゃんとのデートという名のおでかけを満喫しようではないか。

大丈夫→←会いたくない

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