【ヒロアカ】毎日君に愛を届けに行こう.2【緑谷出久】 (ページ5)

今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:12,247 hit

やっとページ5

Aside

オールマイトを見て「これがトップなんだ」って痛感させられる。

オールマイト「やはり、衰えた。全盛期なら5発も撃てば充分だったろうに。300発以上も撃ってしまった」

そう、笑顔で言うオールマイト。衰えた…？嘘でしょ。冗談でしょ。

オールマイト「さてと、敵(ヴィラン)。お互い早めに決着つけたいね。それと、速風少女を代えてしてもらおう」

「チートが…！」

そう言って首をガリガリと掻き始めるのと同時に首を絞める力が強くなる。

『うっ……あっ…！！』

そして先程まで4本の指で触れられていたが今度は５本の指で触れられる。そしてポロポロと皮膚が崩れと落ちていく。

痛い。苦しい。そんな思いが交差する。

……そういえば、デクくんは……？無事、なのかな……。

無事なら私はそれで、いいかな、なんて。

「衰えた？嘘だろ…完全に気圧されたよ。よくも俺の脳無を…チートがあ…！！」

さらに苛立ってはガリガリと首を掻き毟る。そして、握っている手にも力がこもる。

そしてオールマイトがさらに煽る。えぇ……早く助けてよ……。

オールマイト「さあどうした？！」

「脳無さえいれば！！奴なら！！何も感じず立ち向かえるのに……！」

「死柄木弔。落ち着いてください。よく見れば脳無に受けたダメージは確実に表れている」

へぇ……この人死柄木弔って言うのか。で、多分だけどこのモヤが黒霧なのかな。

……なんて、冷静に考えている場合じゃないんだけどね。

死柄木と黒霧という人がオールマイトに立ち向かおうとした瞬間＿＿＿。

『え……？で、く…く…』

出久「オールマイトから、離れろ」

そう言って殴りかかろうとしたデクくん。

だけど、デクくんの前に黒霧が表れその中から死柄木の手が出てくる。危ない、そう思った時＿＿。

ﾄﾞｽﾞ

銃弾が死柄木の手に当たる。そして、私の首を掴んでいた手がゆるみすぐさま離れる。

『はぁ……はぁ……ｹﾞﾎｯ……』

出久「Aちゃん！！」

『だい、じょーぶ……だよ……それ、よりも……』

あぁ、やっと、来てくれたんだ。

飯田「1-Aクラス委員長飯田天哉！！ただいま戻りました！！！」

そう叫ぶ飯田くんの声を聞いてから私はそこで意識を手放した。