【ヒロアカ】毎日君に愛を届けに行こう:番外編【緑谷出久】 (ページ15)

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Aside

『……そういえば』

卒アルを見ながらふと思い出す。

『私がデクくん家にお世話になったのって私が中学上がってからだっけ』

出久「あー…確かに」

その頃は家では会うことはあるけども挨拶以外はあまり交わさなかったっけ。

……まぁ、私が好きだと自覚して少し避けてたのもあるけど。

その時から遠目にデクくんを見て、追いかけて、中学のころのデクくんは可愛かったなあ……いや今も充分可愛いんですけどね。

私の写真フォルダのなかにある「デクくんコレクション」が毎日増えていってほんとに楽しかった。今も増え続けてるけども。

と、卒アルを見終わり、思い出したかのようにデクくんに声をかける。

『そういえば……デクくんなにか私の用事があって来たんでしょう？』

出久「あ、うん。実はちょっとわからないとこがあって……」

……最近、急激に成長したデクくんをみて少し寂しいと思うことが多々ある。いや、お姉ちゃん的には大変誠に喜ばしい事なのですが…。やっぱりこうして頼ってほしいんだ。

『うん！もちろん！どこ？？』

出久「えっとね……ここなんだけど」

『ああ、ここはね＿＿＿』

だから今こうして頼ってくれるのが少し嬉しいんだ。

1つ年上でたまにドジしちゃう時もあるけど、これからもたくさん頼ってほしいなあ、なんて。

私はデクくんの彼女でもあるけどそれ以前に幼馴染で1つ年上であるしたくさん頼って、甘えて欲しいのだ。

……それに私だってヒーロー志望。大好きな人に頼られて、守ってあげたいものなのだ。

まぁ、ヒーローよりもデクくんのサイドキックになりたいんだけどね。