【ヒロアカ】毎日君に愛を届けに行こう:番外編【緑谷出久】 (ページ12)

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出久side

みんなにからかわれているとドアの方にはAちゃんがいた。

出久「Aちゃん？！？！」

急いで立ち上がる。やばい。さっきの話もしかして聞かれてた…？

『？どうしたの？』

あ、あれ…？もしかして聞かれてない、のかな…？

ひとまず安心した…。

「それじゃあ僕そろそろ帰るね」とみんなに言ってからAちゃんの元へ駆け寄る。

『ごめんね、待たせちゃって』

出久｢う、ううん！大丈夫だよ！｣

『そう？あ、みんなもバイバイ！』

と、教室の方を向いて手を振る。すると中から「先輩またねー！！」とか「仲良いーね！！」などと言われた。は、恥ずかしい…。

ひとまず下駄箱まで向かって靴を履き変えて学校を出る。

『そういえば……なんの話してたの？』

……やっぱりその話するんだ、なんて思う。

出久｢え、と……その……な、んでもない、よ？｣

『そう？(まぁ…デクくんの焦って照れてる表情が撮れたので満足ですが…)』

特に何も追求することもなく駅まで歩く。

……僕の彼女は1つ年上で、しっかりしているのかなと思えばたまにドジを踏んだりして。

でも、いつも僕よりも前にいる。

それでも＿＿＿。

出久｢Aちゃん｣

『ん？なあに？』

そう、こちらをみて笑ってくれるAちゃん。

今までは守られてばっかだった。でも、これからは僕がAちゃんを守りたい。なんて言えないけど。

出久｢大好きだよ｣

頑張って君に追いつくよ。そして、君の隣で胸を張って「僕が来た」と言うんだ。