花咲け13＊ ページ14
Aside
『ただいま…って…あれ？』
あれから家に帰ると玄関にはパパの靴が。
鶴巻「A様、おかえりなさい」
そう言いながら私の荷物を預かる華萌。
『うん。ただいま。パパ今日もいるの？』
鶴巻「はい。仕事が早く終わったそうでつい先程帰ってこられましたよ」
『そっか』
鶴巻「旦那様なら御自身の部屋にいるお思われます」
華萌の方を向いて「ありがとう」とだけ返して自分の部屋に行こうと思ったがなんとなく、パパの部屋に行く。
パパの部屋の前まで行くと少し、扉が開いていた。
覗いてみるとアルバムを見ていた。
陽太「
『…ｯ…』
彩奈とは私のママの名前。きっと、昔の……ママのいた頃の写真を見ているに違いない。
陽太「こうして見るとますます彩奈と似てきている…」
あぁ。きっとパパはどこかしら私とママを重ねて見ている。
それはずっと前から感じていた。
ママが死んでからずっと。感じていた。
……個性だってママから授かった個性。
パパは私なんて見てないんだ、そう思い急いで自分の部屋に行きベッドにダイブする。
『うぅ……ぁ……きえ、たい……』
静かに涙を零しながら誰もいない部屋でそう呟く。
時折、パパが悲しそうな目で私を見る。
お願い。そんな目で私を見ないで。やだ、やだ。やめてよ、ねぇ。私はママじゃないよ。ママなんかじゃない。お願い。私とママを重ねないでよ、ねぇ…。
昔の記憶が頭の中を駆け巡る。
泣き叫ぶ人々に、人々に襲い掛かる大量の
＿＿＿ 血を垂れ流すママ。
あの時、ママが私をかばったから。大人しくママのいうこと聞いてればあんなことにならなかったんだ。
ママを殺したのは……私なんだ。
『い、やだ…消えたいよ……こんな自分……なんて……嫌いやだ……やだ……』
そこでふと、机に置いてあるカッターに目がいく。
カッターを手に持ち、カチカチと音を鳴らして自分の腕に近づける。
＿＿＿ こんなことしちゃダメなのに。
そんなことわかっているけれども、もう止まらない。
腕を切りつけて流れる赤い液体。
＿＿＿ あぁ。このまま、いっそのこと消えてなくなりたい。
そんなことを思いそこで意識を手放した。
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みちりん??*･(プロフ) - シセルさん» デクくんの夢小説ほんとに少ないですよね…わぁ！ありがとうございます！これからも頑張ります！！ (2018年6月15日 17時) (
レス) id: 23b6ef1305 (このIDを非表示/違反報告)
シセル(プロフ) - デクくんの夢小説少ないので嬉しいです！これからも頑張ってください！応援しています！ (2018年6月15日 16時) (レス) id: fe4d589905 (このIDを非表示/違反報告)
みちりん??*･(プロフ) - 夜兎姫・ルナさん» デクくん落ち本当に少ないですよね…。わわ…！ありがとうございます！デクくんの愛らしさを引き出せていてよかったです…！これからも頑張ります！ (2018年6月11日 22時) (レス) id: 23b6ef1305 (このIDを非表示/違反報告)
夜兎姫・ルナ(プロフ) - デク君オチ少ないのでとても嬉しいです！ 私も書いてはいるのですが、みちりんさんの方がデク君の愛らしさを引き出せており凄いと思います！ これからも頑張ってください！ (2018年6月11日 22時) (レス) id: db897215e8 (このIDを非表示/違反報告)
ねこまる(プロフ) - みちりん??*･さん» はい！頑張ってください！！応援してます！ (2018年5月22日 8時) (レス) id: 28c2196321 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みちりん❤*･ | 作者ホームページ：なし
作成日時：2018年5月19日 19時
