姉「十話目だ。」 ページ12
アオローラ side
二人で総統基、グルッペンに呼ばれた。シスちゃんが兄にバレていたと言っていたからきっと私達のこともバレたのだろう。呼ばれたことで察知したシスちゃんは物凄く申し訳なさそうに謝っていた。そして兄に恨み言を呟いていた。
ドーシチ「これ絶対俺たち二人も素性バレたやん」
アオローラ「そうだな。まあ、隠すんだがな」
そう。隠すのだ。教えれば意味が無い。というわけで隠すのだ。何故かって？「威厳を持った総統様」「優しくこの国を支える書記長様」が見たいからだ。国民や兵士達にはそう見えているが私達は「可愛い弟」としての姿しか見ていない。だから見たい。
ドーシチ「だよな知ってた」
アオローラ「元よりお前も隠すつもりだろう？」
そう言うとドーシチはニヤリと笑って
ドーシチ「当たり前やん」
と答えた。私達は思考回路が若干似ている。だからこういう時も考えは大体一致するのだ。
アオローラ「まあ、自分で言うのもなんだが私達は演技が上手い。完璧に演じてやろうではないか」
私は貴族としてお淑やかに、ドーシチは幹部として尊敬の眼差しを受けて今まで過ごしてきた。だがバレたことは一度もない。それは弟達にもだ。だから、演じてバレないようにする。
ドーシチ「せやな。新兵のフリするのも案外オモロいからな」
アオローラ「面白いが元某国の幹部に言われると皮肉に聞こえるんだが？」
ドーシチ「なんかすまん」
アオローラ「いや、別にいい」
声の大きさを考慮しながら長い廊下を歩く。此処は兵士があまり居ない事から、上の位の者しか通ることが出来ないのだろう。金輪際、私達がこの道を歩くことはないと思うが。
アオローラ「さて、そろそろ演じようか」
ドーシチ「了解」
視線を感じ、小声でドーシチに伝える。きっと、見ているのは味方最大の脅威だろう。グルッペンによると、よくダクトから現れるらしい。視線も上からだから間違いはない筈だ。視線を感じながら無言で廊下を歩き、遂に総統室に着いた。深呼吸をして、扉に手を掛ける。
アオローラ「失礼します。」
入る際に視線に向かって二人で手を振った。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
果たして毒素の姉＆兄は弟にバレてしまうのか！？
そして手を振った意図とは！驚きの脅威の行動とは！？
やめて！バレたらこの作品が終わっちゃう！
負けないで、二人とも！
次回 直接対決
デュ○ルスタ○バイ☆
(ふざけてすいません＜(_ _)＞)
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シーク(プロフ) - ゆっきさん» そんなに褒めていただきありがとうございます(´▽｀*) (2019年10月28日 18時) (
レス) id: 7422841c8a (このIDを非表示/違反報告)
ゆっき - 来ました。来ちゃいました。うん、マジ語彙力すごい。何それ、何したの！？何をどうしたらそう出来るの！？？あ〜完璧なんじゃ〜完璧すぎるんじゃぁ〜(ボキャ貧民) (2019年10月28日 17時) (レス) id: 058adc6f00 (このIDを非表示/違反報告)
シーク(プロフ) - ココナッツさん» え、待ってココナッツさん？あなた様も私の作品を読んで下さっていたんですか？え、好きですありがとうございます！！！ (2019年10月7日 20時) (レス) id: 7422841c8a (このIDを非表示/違反報告)
ココナッツ(プロフ) - わー！凄いですね！この作品好きです！お気に入り登録しますね〜更新はゆっくりで大丈夫です！楽しみにしてます！ (2019年10月7日 19時) (レス) id: e6bdefb5cc (このIDを非表示/違反報告)
シーク(プロフ) - はったりさん» ありがとうございます(^-^) (2019年8月26日 7時) (レス) id: 7422841c8a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シーク | 作成日時：2019年5月29日 21時
