ひとめぼれ (青 × 黄) (ページ10)

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「ほらもう離れときや！」

ぐいっと照史がしげを引き剥がし、何か淳太に耳打ちする

「……はぁ、しげ、いつものノリはホンマ控えといて」
「えー？何でー？」

チラッと望を見る。…あー、察したわ

「とにかく！……まぁしゃあないから勉強についてはいつも通り教えたるわ」
「え、ホンマに！？やった！！あ、他の3人にも教えたってな！！！」

「「「えぇ！？」」」

突然巻き込まれた俺達がそうつい声を上げる

「ん？見た感じ頭良さそうやけど……」
「神ちゃんは結構出来るんやけど他2人がヤバい」
「ふーん。…まぁええけど6人に教える事になるんか…」

いつも照史と濵ちゃんにも教えてるらしく少しため息をつく

「大丈夫やってー！淳太頭ええやん！！やって学年どこぐふっ！」
「…照史と濵ちゃんもおんねん」
「ほへんほへん！！！」
「え、なになに淳太くん！」
「隠し事しとん！？」
「してへん！」
「「しとるやろ！」」

してへんわ！と強い口調で言う淳太にえーと揶揄う3人

「…俺ら完全に放置やね」
「せやなぁ」
「……」

望の機嫌治らんな……。でも3人も3人の世界入ってもうとるしなぁ

「せや、流星は淳太好きなんやろ？声掛けてきぃや！」
「！！、そうやん！行ってき流星！」

「…はぁ！？」

な、な、何言うとん！？てか望もそんなんで復活すんなて！