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……はぁ


「頭から離れへん…」
「??、何が?」
「なんかめっちゃ寂しいし…」
「おーい」
「誰やってんやろ。あの近くに住んどるんかな…」

「「「流星!!!」」」


「へ、あ、ごめん」


3人の言葉が俺を現実に引き戻す


「…どしたん?何かあったん?」
「しげと喧嘩でもしたん?」
「してたら俺こんな普通に絡めへん思う」
「………えっとな」


俺は3人に昨日、しげと分かれてからの話をしてん。アパート近くで石につまずいて転んだ事。その時助けてくれた人がとても綺麗で何故か頭から離れない事。


「いやいやそれ、もしかしなくても…」
「流星ってホンマにアホなんやな」
「俺でも分かるわ流石に」


…いや、俺やて勘づいては居るんよ?そうやないと初対面で名前聞こうなんて思わんて


「……。俺、一目惚れしたんかな」


3人が目を丸くする。おい、ホンマにわかってへん思ってたんか!


「アホでも恋したかは分かるし!!」
「絶対無自覚や思ってたわ」
「ちゃんと自覚できるんやね!」
「よかったよかった」


…こいつら俺を馬鹿にしすぎやろ


「でも名前聞けんかってんやろ?」
「…そうやねん!」
「顔と声は覚えてるんやっけ?」
「それは覚えとる!」
「どんな人なん?」
「何かな、髪の毛がさらふわで甘栗色で、目がきゅるんってして唇厚いねん!」


彼の顔を思い出しながら説明するとそんなん沢山おるやろと返される


「俺の従兄弟やてそんな感じやで?もっと特徴なかったん?」
「んー、あ、顔立ちが中性的やった!」
「それでも分からん!」


望がそう返すもどこか楽しげで、神ちゃんもしげも何でか楽しそうやった

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作者名:Taruto.* | 作成日時:2019年3月7日 8時

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