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《悪魔と出会う》
「えっと、マジでどちら様？」
「カーカッカ！どーも、オレちゃんはブラック。トップYouTuberを目指す悪魔系YouTuberです。」
「あ、悪魔系YouTuber？ブラック？」
目の前にいる男は一体何を言っているんだ？新手の厨ニ病か？と思ったが……男は胡座を組んだ状態で宙を浮いていた。
あ、駄目だわコレ。これ自分の幻覚だわ。
仕事のし過ぎで完全に頭逝っちゃってますわ。
「あ、オレちゃんの存在を幻覚だって思っちゃってます？大丈夫ですよ、貴方は会社に勤めている社畜と呼ばれる存在の一人ではありますが、しっかり寝てしっかり食べる健康的な生活を送れている上に、上司からのパワハラやセクハラに対して特に気にも留めないその図太い性格が功を制して、幻覚を見る程疲れる、ストレスが溜まる、なーんて事には中々なりませんから！カカカ！」
失礼な男だな、と思ったが御名答である。
ぶっちゃけ私自身仕事の内容には特に不満は無いし、上司からのパワハラもセクハラも慣れてしまった今となってはどうでもいいのだ。
だからぐっすり寝れるし、好きなご飯を普通に食べるし、上司の存在もスルーできる。
「まぁ、それでもこうして仕事をサボったり上司からのパワハラ・セクハラの証拠を集めたりするのは……やはり心のどこかでは仕返ししたい＿＿そう思っているからじゃありません？」
「……もしそうだったとして、ブラックだっけ？君に何ができるって言うの？“自称”悪魔の悪魔“系”YouTuberさん？」
自称、系、の部分を強調して問うと、男はカカカと独特な声を発しながら腹を抱えて泣いて笑った。
悪魔という存在は正直信じていないし彼の言っている事は半信半疑だが、いつの間にか家の中にいる事と宙を浮いている事、そして私の今の現状を知っている事や心の言葉に反応する様子からは丸々全部嘘を言っている様には見えない。
悪い言い方をしてしまうなら、単純に彼の存在に興味が湧いた。
何となくだが良い暇つぶしになりそうだし、退屈もしなさそうだ。
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10590000(プロフ) - 応援してます。頑張ってください！続き待ってます。 (2021年4月10日 20時) (
レス) id: 5d88188efd (このIDを非表示/違反報告)
池百(プロフ) - 鈴さん» コメントありがとうございます。励みになります。ブラックチャンネルの舞台が学校や友達に関する事が多いのでそれに反発(?)した結果こんな事に…ですが面白いと言ってもらえてとても嬉しいです！ホッとしました…(´°ω°｀) (2021年3月15日 5時) (レス) id: 5b21d24280 (このIDを非表示/違反報告)
鈴 - なんでしょう、ものすごくスカッとしました。内容も面白かったし、続きを楽しみにしています。 (2021年3月11日 21時) (レス) id: 38063781d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：池百 | 作成日時：2021年2月27日 7時
