鬼ヤバ！ブラックチャンネルに女性が入り込んでいたらどうなるのか？【ブラックチャンネル】

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ブツリと荒く通話を切り、終わってないと言っていた仕事を開く。
実はこの仕事は貰った途端にやり始めていたので終わっており、バックアップも終了済みだ。

それなのに何故そう上司に報告しないのか……そんなの愚問だ。仕事を終わらせて報告したら、また新しい仕事が舞い込んでくるからに決まっている。

社会人における最も最適な生き方は、なるべく楽をできる様に考える事だと思う。

なので私はその仕事とは別のファイルを開き、仕事をしているフリを決め込む。

私の組んだシステム……この仕事ができるまでの過程を、指定した時間に合わせて完成する様に流せる機能を駆使すれば、突然画面通話を入れられても大丈夫。
どうせ残業しても残業代なんて貰えないんだ、これ位ズルしたっていいだろう。こうでもしないと割りに合わないってものだ。

「とあるブラック企業では人に仕事を押し付けるとかいうサボり方してるお馬鹿さんが居るみたいだけど、私は違う。私は私の仕事をきっちり終わらせた上でサボってる。偉い偉い。」

パソコン画面に仕事してる風の画面を映して自分は堂々とサボる。
会社では手作業でやっていたこれが家では自動化できる。最高だ。
だが、これはこれで＿＿

「暇だな。」

そう、何もする事がなくて寧ろ暇だ。なら仕事しろって？嫌だね。

どんなに頑張ってもその頑張りはパワハラ上司の手柄となるので昇進は見込めない。
どんなに媚を売っても最悪枕に落ちてサヨウナラ。
そんなの御免だね。

「いい暇つぶし、無いかな〜？あ、動画編集とか面白そう。昔はよく人へのプレゼント用に動画作ったもんだし、久しぶりにやってみようかな。何か編集出来そうな動画は〜……上司のパワハラとセクハラの証拠映像と音声しか無い。」
「それ、鬼ヤバですねぇ〜！！」
「ほんとほんと。あの上司、仕事に文句つけたり人の行動逐一舐め回す様にチェックしてる割には機械に弱いし頭も弱いからこんなに沢山証拠が撮れて＿＿え？」

いつの間にか、背後に赤と黒のカラー主張が激しい四白眼の男が居た。え、誰だ？不法侵入者？犯罪者？やばい奴？

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