想いを持って今日も走る【sha】part1 ● ページ8
Aシャオちゃん
シャオロンん?どうしたん?
A今すぐ家に来てほしい
シャオロンは?…ちょ、何があったん?
シャオロンA…?直ぐにそっち向かうわ
このメッセージを打って5分も経たないうちに、部屋のインターホンではなく、扉を叩く音とシャオちゃんの声が聞こえた
sha『A！どうしたんっ！？』
自分は、ドアを開けると一目散に手を掴まれて心配そうな顔をこちらに向ける…
この時、自分の打ったメッセージに大切な言葉が足りていない事に気付いたが既に遅い話であった
A『ごっごめん…シャオちゃん、実はね…』
.
sha『はぁ？…お気に入りの手袋を失くしたん？』
その声は呆れているというか…心配して損した…と言うような声に聞こえ、自分の胸に刺さる
自分がシャオちゃんを呼んだのは今も言っていた通り、自分がとても大切に使っていた手袋をなくしてしまったのであった。
A『こんな事で呼び出してごめん…自分が悪いだけなのに…』
大切な物がなくなった事に焦り、どんなに探しても見つからなくて…
焦りに焦った自分が咄嗟に手にしたのはスマホであった
A『ケーキ置いておくね…』
ソファーに座っている、シャオちゃんにケーキを出すが一向に食べる気配がない…
A『シャオちゃ…『いつの話なん？』
いつになく真剣な目がこちらを見ていた…
sha『…いつの話なん？それ』
.
sha『Aがいつも着けとるあの、ベージュの手袋やろ？』
街中を歩きながらそう尋ねられ、自分は頷く…
失くしたのは今日の昼、大好きなケーキを買いに行った時だ、久しぶりの会社の休みに羽を伸ばし過ぎたのかもしれない
思い当たる所は全て行ったが、残念ながら見つけられず既に陽は沈み始めていた
sha『A…明日仕事やろ？陽も沈んできたし今日はここまでにせぇへんか？』
A『………そう…だね。』
sha『ええのあったらAにプレゼントしたるわっ！』
と笑顔を向け、自分も自然と笑みが溢れた。
.
時刻は24時を回る…段々と雨の音が激しく鳴っている中、インターホンが鳴る
こんな時間に…と少し不安になりドアスコープを覗くと私は直ぐに鍵を開けてドアを開けた。
.
.
自分の前に立っていたのは、傘もなく服が濡れて髪の毛からポタポタと水は垂れ、息切れをしていたシャオちゃんであった
next…→
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ミナミノキツネ(プロフ) - ショッピくんにずっきゅんされました… (2019年4月22日 21時) (
レス) id: 02c268e020 (このIDを非表示/違反報告)
ソルティング(プロフ) - シュウさん» リクエストありがとうございます！少々遅くはなりますが必ずお応えします！ 気長にお待ちいただけると幸いでございます。 重ね重ねとなりますが、作者の希望等がございましたら教えていただければと思います(特にございませんでしたら、スルーで構いません) (2019年4月2日 22時) (レス) id: e13a23f75f (このIDを非表示/違反報告)
シュウ - すみません、リクです！とんち落ちのお話（できれば取り合い的なの）が見たいです・・・できればで構いません。失礼しました。 (2019年3月30日 2時) (レス) id: d11fb52744 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：riyana&ソルティング x他1人 | 作成日時：2019年2月28日 23時
