変わらない笑顔に、苦笑を返す。【shp】● ページ22
shp『……A先輩』
A『んー？…なに？』
適当な返事を返して、自分の呆れた目線には全く目もくれず、先輩は仕事を行なっている。
いやっ…これを仕事と言うのか？
shp『なにっ…て、とりあえず仕事なんすか？これ』
先輩行きつけの喫茶店のお気に入りの席に座って、目の前にはアイスコーヒーが置かれている
今日も『人手が足りないから…！』と言われて半ば強制的に巡回警備の仕事に連れてこられて来たのだが…
shp『…バレたら、やばいんじゃないんすか？』
少し圧をかけるような発言をするといつもなら『トントンさんにチクるのはダメ！ごっごめんって！』
と、慌てるはずなのだが…
珍しく返事が返ってこない
また、話…聞いてなかったんすか？
先輩は自分の方を向き手招きをしているのだ。
A『そこに突っ立ってないで！ほらっここ座って』
そう言うと子供のような無邪気な笑顔を向けて、先輩の座る反対側にある椅子を優しく叩いてた
shp『……。』
変わらない。
A先輩はずるい人間だ
その押しに負けて、座ってしまう自分も相変わらずなのかもしれないが…
.
shp『……食べます？』
そう言うと、先輩は我に帰ったかのようにハッとしたような表情を浮かべるが…また、黙り込んでしまう。
shp『…体調、悪いんすか？』
ここまで来ると体調の不良としか思えず、自分が直ぐに席を立とうとすると
A『…これっ！』
.
声と共に服の袖を掴まれ…
差し出されたのは丁寧にラッピングされたプレゼントであった。
A『…ひっ、日頃の感謝というのか…お詫びというのか』
それは照れくさいのか、単なるサプライズが苦手なのか…
先輩の顔はいつの間にか真っ赤になっていた。
自分は御礼の言葉なんてうまく言えず、結局返す言葉は無愛想なだけだ
shp『…お返しは、気分っすかね？気長に待っとって下さい』
そう言ってフォークで切った店1番と聞いたロールケーキを先輩に差し出す
一口で食べると『…美味しい！』そう言って、また変わらない笑顔を向けるのだ。
.
shp『…ずるい先輩』
でも、そういうところが…
ってまた、聞いてませんでしたか？俺の話。
…それとも聞こえてないフリっすか？
前から変わらない。
相変わらずですね
.
『…好きなんすよ』
.
だからA先輩が俺を嫌うまででいいので。
もう少しばかり、面倒くさい後輩に付き合ってくれませんか？
幼き友に揺れるブランコ【sho】○→←ご褒美はいつだって君と一緒【rb】〇
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ミナミノキツネ(プロフ) - ショッピくんにずっきゅんされました… (2019年4月22日 21時) (
レス) id: 02c268e020 (このIDを非表示/違反報告)
ソルティング(プロフ) - シュウさん» リクエストありがとうございます！少々遅くはなりますが必ずお応えします！ 気長にお待ちいただけると幸いでございます。 重ね重ねとなりますが、作者の希望等がございましたら教えていただければと思います(特にございませんでしたら、スルーで構いません) (2019年4月2日 22時) (レス) id: e13a23f75f (このIDを非表示/違反報告)
シュウ - すみません、リクです！とんち落ちのお話（できれば取り合い的なの）が見たいです・・・できればで構いません。失礼しました。 (2019年3月30日 2時) (レス) id: d11fb52744 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：riyana&ソルティング x他1人 | 作成日時：2019年2月28日 23時
