希-2 (ページ10)

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オッパたちにまたねって言いながら、みんな忙しいからもう会えないかもしれない

そう思いながら、みんなの笑顔を忘れないように目に焼き付けた

ドンヒョクがオンニを連れて出て、ここには先生とマークと私が残った

MK「長かったでしょ体つらくない？」

私がみんなに感想を伝えてる間、一言も発さなかったマーク

その目は不安げだった

A「大丈夫だよね？先生」

MK「先生本当のこと言ってください」

A「言わなくていい！」

PK「だから、あんまり興奮したらダメだって言っただろ」

A「…ごめんなさい」

マークに心配をかけたくない

その気持ちを感じてくれたのか、マークは優しく頭を撫でてくれた

PK「中盤で1回、薬をね」

MK「そうですか…

ありがとうございますいつも来てくださって」

PK「2人ほんとに似てるね笑

気にしないで病院にいるのと比べられないくらい楽しいから」

MK「そう言っていただけてよかったです」

いつも部屋から出る先生が出ないってことは、早く病院に戻らないといけないってこと

そのくらい油断出来ない状況にあることが嫌でもわかって、自分に残された時間、マークといられる時間が限られたものだと現実を突きつけられた

A「先生、もう戻らないといけない？」

PK「そうだなその方が安心だから」

A「そう、だよね…」

離れたくないマークといたい

そう思ったらマクの手を取って握ってた

MK「会いに行くから、早く病院に戻りなね？」

反対の手で目尻に残った涙をぬぐって、優しく抱きしめてくれた

その夜、マークは思っていたより早く来てくれた

一次会で切り上げて来たみたい

前までなら怒ってた

気を使わないでって

でも今は違う

少しでも私といてほしい

ずーっと一緒にいたい

ベッドに腰掛けたマークに体をあずけると、肩を抱いて頭に顔をのせてきた

A「重い笑」

MK「いや？」

A「やじゃないよ」

この日はあまり話さなかった

ずーっとくっついてて、たまーにマークがおでことか頭にぽっぽして、見つめ合って、照れて笑って

気づいたら朝だった

あのまま寝ちゃった私に布団をかけてくれたんだろう

マークの胸に耳をあてると、ドクッドクッて心臓の音が聞こえてきた

私の心臓はきっとこんなふうには動いてない

年は越せるだろうか

この人とまだまだ一緒にいたいの

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