希-2 (ページ24)

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MKside

A「いつ来たの？」

MK「2時間前くらい
Aのオンマとアッパは一旦家に帰るって」

A「そう」

あ、起こさなかったから拗ねてる

MK「気持ちよさそうに寝てたから起こしにくかったんだ拗ねるなよ笑」

A「だって…」

ほんと、かわいい

MK「どんな夢見てたの？」

A「どうして？」

MK「寝言を言ってたから」

A「うそ何て言ってた？」

MK「寒いとかオッパとか麻酔とか」

A「はは、ほんとに夢の通りだ」

MK「オッパなんて誰に言ってんだ！って思ったら僕みたいだったから安心したよ笑」

A「はずかし…」

MK「久しぶりにオッパって呼んでくれて嬉しかったよ」

A「うるさい…」

いつもと変わらないA

無理に取り繕っているんだろうか

A「マークと出会った時の夢を見たの」

MK「…懐かしいな」

A「病院に戻ってからたくさん怒られたことも、手術を受けたことも夢に出てきた
手術終わりに起きたと思ったら目が覚めたの」

MK「ああ笑だからひげがとか言ってたんだ」

A「うんうん

あの頃のオッパはまだチクチクしてたから

あ、オッパって言っちゃった」

MK「僕はオッパって呼ばれても嬉しいよ？」

A「アニ、そうじゃなくって…」

いつからかAは僕のことをオッパと呼ばなくなった

本人は言わないけど、初めは僕が妹みたいに思ってたことを知ってからだと思う

今は妹みたいだなんて思えないくらい好きで好きでたまらないのに

MK「マークでもミニョンでもオッパでも、
Aが僕のことを呼んでくれるならそれだけで幸せだよ」

照れたAの手にキスをした

本当に幸せだよ僕は

君がいるだけで、君が僕のことを呼んでくれるだけでこんなにも幸せなんだ

だからどうか、これからもずっとそばで僕のことを呼んで

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