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「ここ座って」
金髪オッパが暖炉の前に椅子を2つ用意してくれた
A「はあ、、生き返る…」
「ここにはよく来るの？」
A「ううん、初めて」
「チャッカンマン、君何歳？」
やば
A「…どうして？」
「いや、だって、こんな時間になんでここにいるの」
もう中学生くらいだってバレてると思うけど、今病院に帰るのはやだ
A「それはオッパもじゃん」
「オ、オッパ？」
A「あれ？年上でしょ？」
「アニ、そういうことじゃなくて…」
A「？？？」
「はぁ…… 僕はマ、、、 イミンヒョン 17歳」
A「ユンA 15歳」
MK「やっぱり子どもじゃん！」
A「2歳しか変わらないじゃん！」
MK「中学生がこんな時間に1人で出歩くな」
A「オッパも1人じゃん！」
MK「それは僕が男だからで」
A「ｯｸｼｭﾝ」
MK「あーちんちゃ…」
金髪オッパ、アニ、ミニョンオッパは表情豊かな人みたい
MK「とりあえず、靴を乾かさないと」
オッパは私の足元に片膝をつけてしゃがんだ
MK「ほら、足上げて」
その様子は王子様みたいで
いつもはズキズキ痛む胸が今はきゅーってしてる
MK「足、冷たい なんでこんなに薄着なの」
なんにも考えずに逃げ出したから下はパジャマ1枚で、凍ってるんじゃないかと思うくらい寒い
でも、靴を脱がす時にオッパの手が触れた足首は熱を帯びていた
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パチパチと音がする暖炉の前で乾きそうにない靴下とスニーカー
MK「1人でここまで来たの？」
A「…うん」
膝を抱えるようにして座ってそれをぼーっと眺める
ミニョンオッパは私を無理に帰らせようとはしなかった
これからどうしようかな
病院に戻ったら怒られるのは目に見えてるけど、
オンマとアッパは心配してるだろうし…
でもやっぱり帰りたくない
A「ｯｸｼｭﾝ…」
MK「替えの靴下とか持ってないよね？」
A「うん…」
MK「ちょっと待って…」
大きいリュックの中をゴソゴソしだしたオッパ
MK「これ、僕のだけどまだ使ってないから、
素足のままだと寒いだろし…」
A「ありがとうございます…」
MK「やっぱりちょっと大きいね」
私の足には大きい靴下も、
困ったように笑うオッパのその顔も、
胸がきゅーってなるのには十分な材料だった
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作者名：はるか | 作成日時：2024年2月14日 7時
