希 (ページ8)

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少し息が乱れたAを車椅子に座らせて、そばにしゃがんで背中を撫でた

MK「少し長かったねごめん我慢できなくて」

A「ううん、短いくらいずーっとしてたいのに笑」

MK「あんまり調子にのるのだめだよ笑」

A「ふふっすごくドキドキしてるマーク、私幸せだよ」

なんにもしてあげらてないそれでも幸せだとAが言ってくれて心が満たされていくのを感じた

MK「僕も幸せだよ」

彼女の後頭部に手を回して、短くキスをした

そのままおでこをくっつけて、何度も伝えた

愛してるって

僕の気持ちが伝わるように

彼女がまた自己嫌悪に陥らないように…

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A「お待たせパク先生」

PK「いいえーあんなことやこんなこと出来たかー？」

A「それはもうたんまりと笑」

MK「はぁ…笑」

PK「それはよかったよ笑」

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A「先生」

PK「どうした？」

A「ありがとうねいつもわがままばっかり言ってごめん」

エレベーターに乗って、先生を見ずに言ったA

照れくさかったのかな？

PK「どうしたどうした笑 Aちゃんがお礼を言うなんて明日は雪だな」

A「ちょっとー！私いつも言ってるじゃん！それに今春だし」

PK「ハハッそうやっていつもの調子でいてよ

お礼は退院した時に聞くから」

A「そうだね… そうする！笑」

一瞬曇ったAの表情を僕もパク先生も見逃すはずがなくて、パク先生が困ったように僕に微笑んだ

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PK「2人にプレゼントだよ」

病室に着いてスマホを取り出した先生

A「なになに？？」

PK「はいこれ」

MK/A「わぁ、、綺麗…」

PK「ハモるな笑まあ我ながら写真家に向いてると思ったよ笑」

スマホの画像には、車椅子に座ったAとそばにしゃがむ僕がいて、ちょうどおでこをくっつけてるところだった

A「なんか、逆光でいい感じになってる！」

PK「だろー？今2人に送ったから大事にしろよー
俺の渾身の作品なんだから笑」

MK「ありがとう先生大切にします」

A「ありがとう私も大切にする」

PK「おう俺のスマホからはもう消したから安心しな」

MK「すみません手間かけさせてしまって」

PK「気にすんなーそんなこと言ったら俺は盗撮だからなー笑」

A「ていうか、先生！これ撮ったってことは見てたでしょ！」

PK「えー見てないよーあんなことやこんなことは笑」

A「もう！！！」

MK「ㅋㅋ」